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聖火を運ぶ「遣唐使船」を係留!5月7日(金)まで長崎市で

  • 2021年5月1日
  • Walkerplus

日本の文化振興に寄与するための事業を手がける公益財団法人角川文化振興財団(理事長:角川歴彦)が、5月7日(金)の“海上聖火リレー”に活用する「遣唐使船」を、4月29日より長崎県庁横海上に係留している。

「遣唐使船」は、悠久の時代から、東アジア圏、シルクロードを通じてヨーロッパにまでつながる、東西の文化交流に多大な貢献を果たした船。

平成22年(2010年)5月に開催された上海万博を契機に、角川文化振興財団は遣唐使について学術的に検証し、併せて日中の新たな文化交流のきっかけをつくるため、当時の遣唐使船を再現。そして今回、スポーツを通じて世界をつなぐ東京2020オリンピックにおいて、東西の文化交流の象徴である「遣唐使船」を活用した“海上聖火リレー”を実施する。

5月7日(金)には、「長崎県庁」から「長崎水辺の森公園」へと向かう海路を聖火リレールートとして設定し、この区間の聖火を「遣唐使船」によって運搬(※この走行ルート第8区間の協賛は東京2020オリンピック聖火リレーのプレゼンティング・パートナーである日本電信電話)。

「県庁」と「長崎水辺の森公園」をつなぐ航路は、江戸時代の貿易拠点だった出島から直近のエリアとなっており、まさに長崎から発進した世界交流のシンボルとして、聖火が運ばれるにふさわしい場所だといえるだろう。

そして、この聖火リレーに先立ち、4月29日から5月7日(金)までの期間、長崎県庁脇海上において、聖火リレー準備のために「遣唐使船」を係留する。

全長30メートル、幅9.3メートル、110トンを誇り、当時の歴史的文献に則して再現された同船は、上海万博後に中国・江蘇省の造船所で係留され、その後、長崎市にて修復やセール(帆)の改良などを経て復活。マスコミによる乗船取材を実施した後、聖火リレー当日まで係留し、走行テストなどを重ね、安心・安全な聖火リレーの実施に備える。

※「遣唐使船」による聖火リレーの付帯イベントとして予定していた、長崎県庁1Fロビーにおける遣唐使船解説パネル展示と聖火(トーチ)フォトスポット展示は中止。

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