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おかしのオマケの“レア”はこうやって当てる!30代以上は共感が止まらない「ノスタルジー系あるある漫画」

  • 2021年4月21日
  • Walkerplus

次々と話題作が誕生するSNS発の漫画作品の中で、「ノスタルジー系あるある漫画」をTwitterとInstagramに投稿している漫画家の仲曽良ハミさん。2020年11月にウォーカープラスで作品を紹介したところ、「あった!あった!」「エモすぎる」など大反響を呼んだ。

仲曽良さんが生み出す作品の特徴は、昭和を思わせるその世界観。主に登場するのは、生意気盛りの男の子と高校生の姉、男の子の友人のちょっとおませな女の子などで、彼らが繰り広げる何気ない1シーンをギャグタッチで描いていく。昭和生まれの世代にとっては懐かしく、それ以降の世代にとっては「こんな時代だったんだ」と新鮮さを感じる短い物語の展開が魅力だ。

今回は作品の紹介と創作に込めた思いについて、仲曽良さんに話を聞いた。

■レアものを当てるのに必死だったあの頃。「裏技」
駄菓子屋さんでおかしを買うときの楽しみだったのがオマケ。特にレアものがあるオマケになると大騒ぎに!あらゆる手段を使って、目当てのオマケを当てようと必死になる子供たちは、大人では思いつかないような裏技を編み出していく。

作品に登場する子供たちと同じように、幼少期の仲曽良さんもいろんな裏技を試したという。「いろんなオマケ付きのおかしがあったので、それぞれに裏技を考えていました(笑)。振り返ると、駄菓子屋さんには悪いことをしたなと反省しています」

■誰もが一度は試したことがある⁉「超能力」
テレビで偶然目にした“超能力”。必死でスプーン曲げに挑戦する弟を尻目に、「アホくさ」と関心を示さないお姉ちゃんだったが…。ついついテレビでやっていることをマネしたくなる、子供心を描いた作品。

「いつも冷静なお姉ちゃんでも、超能力の魅力には負けてしまうんでしょうね。その瞬間を見逃さない弟のツッコミがポイントです」と仲曽良さん。

■たまにお父さんが料理を作れば…。「父のご飯」
懐かしいあの時代は、お母さんが夜ごはんを作ってくれることがほとんど。たまに用事でお母さんが家を空けると、お父さんの出番が到来!腕によりをかけて、料理を振る舞おうとするが…。

「作中のお父さんは素材から入るタイプなんでしょうね。とはいえ、私も上手にお肉が焼けないので…(笑)。『お父さん、がんばって!』という気持ちで描きました」

■子供の頃のご褒美おやつ!「プリン」
子供の頃のちょっと贅沢なおやつと言えば、プリン。この作品では、せっかくのプリンをもっとおいしく味わいたい弟と、無関心な姉が微笑ましいバトルを繰り広げる!

「プリンの食べ方といえば、やっぱりコレ!ちょっとした工夫で、豪華なデザート気分を味わえるんですよね」と仲曽良さん。少しでもおいしく食べたいという子供の思いもかわいく感じさせる作品だ。

■これが昔の友情の深め方。「シュウ」
仲曽良さんにとってもお気に入りのストーリーだというのが、転校生との出会いや子供らしいイザコザを描いた作品。小学生の時、「転校生が来る」というだけでワクワクした経験を思い出してしまう。

「この話は初期に描いた作品をリメイクしたものです。転校は子供ながらにとてもパワーがいるんだと思います。それが愛らしくて、もう一度描きたいという気持ちになりました」

どこまでもユーモラスに、子供時代の気持ちを思い出せてくれる“ノスタルジー系あるある漫画”。これからどんなシーンを切り取って、懐かしい気持ちにさせてくれるのか。見逃せない!

取材・文=橋本未来

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