
気象庁は3月14日、東京での2021年の桜の開花を発表した。東京で観測史上最速の開花宣言となった2020年と並ぶスピード開花となった。
桜の開花は観察する対象の木(標本木)で5~6輪以上の花が開いた状態となった日を開花日としており、東京の標本木は靖国神社にあるソメイヨシノ。東京では平年(3月26日)より12日早く、昨年と並ぶ開花日となった。
13日は雨が降り気温も低かったが、開花を迎えた14日は一転して快晴で東京では気温が18度を超え、平年より暖かな1日だった。
ソメイヨシノを観測している都道府県では、今年は広島で3月11日に開花が発表されたのを皮切りに、12日に福岡、14日には松江と長崎でも開花が発表された。15日は高松、松山、高知の四国3都市でも開花宣言となり、全国的に桜の開花は平年より早い傾向となっている。