青春ドキュメントバラエティー『青春高校3年C組』(TV東京系)が2021年3月末日をもって番組終了となる。番組終了に伴い、『青春高校3年C組』のプロジェクトも終了。『サンダルガール』『青春のスピード』でセンターを2回務めた、アイドル部の美少女・持田優奈にいま思っていること、そして今後の芸能活動について聞いた。
■家でも本格的な激辛カレーを作っている
――昨年7月の川谷花音さんとの2ショットのインタビュー以来ですね。コロナ禍でどんな毎日を過ごしてますか？
【持田優奈】もともとずっとアニメや漫画が好きだったんですけど、高校生のときはあまり読んでなくて。自粛期間はまた好きになっちゃって、最近もずっと読んだり、観たりしています。
――コロナ禍では料理を始める人も多いですよね
【持田優奈】料理はもともとわりとやる方なので、自粛期間もよく料理していましたが、激辛料理を作ったりもしてます。バリエーションはめちゃくちゃ増えたなという感じです。
――どんな料理を作るんですか？
【持田優奈】これまで中華を作ったことがなかったんですけど、最近は餃子や麻婆豆腐を作ってます。あと、カレーはスパイスから、ミキサーにかけてなめらかにして本格的なカレーを作ったりしてます。ご飯も辛いお米にして炊いたりして。唐辛子を入れてミキサーかけることで種まで細かくして本格的な激辛カレーを作るんです。もちろん、辛すぎて家族は食べられません。
――家族のなかでは持田さんだけが辛党ですか？
【持田優奈】みんなも普通の人くらい辛いもの食べられるけど、激辛は私だけですね。普通の料理もしますよ。家にあるもので作ったりとか。冷蔵庫の中身を見て、何できるかなって。白菜はこの時期はいつも入っているので、白菜のクリーム煮を作ったり、ほかにも大根だけの煮物を作ったり。自分で食べておいしいなって思います。
――レパートリーが多いですね。
【持田優奈】デザートも作ったりして、クッキーとか。でも結局自分が食べるからあんまり凝ったものは作らないんですけど。自分が食べたいチョコのケーキやブラウニーを作って、「おいしい！満足！」みたいな感じです。
辛いものと同じくらい甘いものが好きなんですよ。めっちゃ甘いもの！コーヒーも砂糖をいっぱい入れためっちゃ甘いのが好きです。コンビニのカフェオレとかも砂糖をさらに3つくらい入れたりします。ブラックも飲めなくはないけどあまり好きじゃないです。これはあんまり話したことないと思います。
――激辛と同じくらい、めっちゃ甘いものが好きなんですね
【持田優奈】アイスが好きで。これはファンの方も知ってることなんですけど、アイスはめっちゃ食べますね。
――ケーキなら？
【持田優奈】チーズケーキが好きです。でも全部好きですよ。
――いちごとチョコレート、チーズケーキがあったら、どれを食べますか？
【持田優奈】チーズケーキ選んじゃうな。
――ところで、いつくらいから辛いものを好きになったんですか？
【持田優奈】高校1年生くらいのとき。それまで食わず嫌いみたいな感じで。むしろ家族のなかでも辛い物を避けていたんですけど、友達と韓国旅行に行ったときに食べたダッカルビが辛すぎて、みんなは『食べられない』ってなってたんですけど、私全然辛くなくて。『あれ？もしかして私、辛いものいけるかも』って気が付いたんですよ。そこから私、いけるじゃんってなって食べられるようになったんです。激辛ってあんまり食べる機会がないじゃないですか。だから自分でもそれまで知らなかったんですよね。
青春高校に入るときに入学希望の紙に特技、「激辛いけます」って書いたら、そこでココイチとかの10辛を初めて食べて。あ、いける！って、さらに思うようになりました。
――ただ単に辛いんじゃなくておいしいと思えるのがすごい！
【持田優奈】そうなんです。コロナ期間、激辛コーディネートという企画をやらせてもらったんですけど、お店で食べる激辛料理はめちゃくちゃ美味しかったです。おいしく完食しました。お腹はくだしますけど(笑）。
――川谷花音さんとは変わらず仲いいんですか？
【持田優奈】仲いいですよ！今日も起きる時間の2時間くらい前に、川谷から朝、電話かかってきて起こされたんですよ。そんな感じでいきなり電話かかってくるんです。ただ連絡したくなったからするみたいな感じで。いい感じの関係だなって。
■番組が終了してもステップアップということで次にいこうかなと思っていた
――青春高校が終わってしまうことについて。今の心境は？番組で聞いたときはどう思いましたか？
【持田優奈】今後がどうなるのかというのもずっと分からなくて。現実的に考えたらどうなるんだろうというのはあります。
青春高校を辞めても芸能活動は続けたくて。もっと他のこと、例えば演技とかに興味があってお芝居に挑戦したいなと。性格も昔とは変わったし、青春高校でできることは個人的にはやり遂げて成長できたなと思っています。もし番組が終了してもステップアップということで次にいこうかなと思っていたんです。
だから、番組が終了すると聞いてもそんなびっくりしなかったんですよ。現役高校生もいなくなっちゃったし。そうなんだって。
――落ち着いた気持ちで話を聞いた感じだったんですね
【持田優奈】そうですね。リモートで聞いたので他の子の顔も見てたんですけど、え！って感じの子は少なく、落ち着いてみんな聞いてましたね。
――今後について教えてください
【持田優奈】さっきもお話しましたが、演技をやってみたいです。欲を言えば、なんにでも興味があるので全部やりたいですが、どれもこれもというよりは絞った方がいいなって。
「ガールズアワード」に出させていただいたり、激辛コーディネートとか、モデルの経験もさせてもらったので、青春高校のなかでは、モデルになるのかなって思う方も多かったんですが、個人的にはそれも楽しいけど、演技の勉強をしたこともないし。自分のいけるところまでこれやりきった、出し切ったというのがまだ自分の中にないんです。だからもっと自分はいけるんじゃないかなって思ってて、今は演技に挑戦したいなという想いが強いです。
――番組終了とともに、芸能界を引退する人もいるかもしれないなと思いました
【持田優奈】だから発表があったときにファンの方はこれからどうするんだろうとか、芸能活動辞めちゃうのかなとか思う方もいたと思うんですよ。私、その発表があった日すぐに配信で、芸能活動を続けることを言った方が安心するかなって思って、みんなに今の想いを伝えたんですよ。
――アイドル部がどうなるんだろうって思う人も多かったと思います
【持田優奈】そうなんですよね。最後にアルバムを3月31日(水)に集大成として発売させていただく予定です。今後どうなるか分からないんですけど、今のところは演技に力を入れていければな、と思います。
■自分のことも将来のこともすごく考えるようになった
――青春高校で成長したことを教えてください
【持田優奈】たくさんありますよ。テレビに出ることは、人に見られるお仕事だから、見た目の面でも意識が高まりました。かわいく見られたいというか。見た目も変わったと思いますね。中身が自分の性格は変わったなというのは一番感じています。
今までは自分のことをどういう性格だって考えたことがなかったし、興味もなかったんです。何するにも中途半端だし、なんとなくなりゆきで生きていたという感じだったのが、行動力があるようになったし、自分のことも将来のこともすごく考えるようになって。中身はすごい変わったんですよね。
――今の自分はどんな自分だと思っていますか？
【持田優奈】明るい子だと思います。もともと明るかったのかな。暗くはなかったと思うけど。ポジティブに考えるようになったり、シンプルに他人に対して興味を持つようになったというか。昔から協調性が無いって言われていて。でも青春高校やアイドル部とかグループで活動するようになって、他の人のことも気使えるようになったのかなって。いまでも、青春高校の子たちに他人に興味ないよね、って言われたりするんですけどね。
自分がよければいいやみたいな性格だったのが、わりと他の人のことも考えられるようになった気がします。当たり前といえば当たり前のことなんですけど。周りを見られるようになったなと思うんですよね。シンプルに性格が良くなった気がします。
昔の自分、めちゃくちゃ嫌いで。性格悪いなって思ってたんですけど。今は、大人になったなって。とがってたわけじゃないけど、丸くなったなって思います。
――自分が変わった一番大きいきっかけはなんだと思いますか？
【持田優奈】やりたいことを見つけたのが大きいかなって。挑戦したいって新しく何かを始めたりしてるんですよ。いまは次に向かって行動を起こしている最中なんです。青春高校の生徒としての取材は最後になっちゃうけど、私は芸能界を辞めないから今後もインタビューしてもらいたいなって思っています。
写真集にも憧れますよね。もっと有名になったら出したいな。出すならやっぱり売れないとダメだと思うし。
――番組を通して見ている方も成長を感じていると思います
【持田優奈】本当ですか？だったら嬉しい。青春高校には、高校卒業したタイミングで入ったので、19歳になる年に入ったんですよ。そのときはまだ特別やりたいことも決まってなかったけど、青春高校の活動を通してやりたいことを見つけられたのかなって。いろいろお仕事させていただくなかで、演技の勉強をしてみたいなと思ったので、これからはお芝居に力を入れて、いずれは女優持田～と言われたいです。
――ファンの方に向けてメッセージをお願いします
【持田優奈】この1年、コロナ禍で公演もなくて、ファンの皆さんに会える機会がずっとなくて。この間久しぶりに会えたのが嬉しかったんですけど、やっぱりひとりひとり直接会うことはできなかったし。近くにはいけなかったから直接会いたいなと思います。それに、この1年で新たな私を好きになったり、応援してくれるようになった方もたくさんいて。LINE LIVEの配信とか、Twitterやインスタのコメントしてくれて…ということしか関われていないので、直接私からも『いつもありがとう』を言いたいなと。
直接言えるところを作れたらいいなと思うし、今後も芸能活動を続けていきたいと思っています。青春高校のアイドル部の持田優奈が好きな人もいるかもしれないけど、ただの持田優奈、青春高校の持田優奈じゃなくなってもついてきてくれたらうれしいです。
取材・文=野木原晃一
