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歴史ある庭で梅が見頃、静岡県菊川市の黒田家住宅で「黒田家代官屋敷梅の花鑑賞会」開催中

  • 2021年2月25日
  • Walkerplus

静岡県菊川市の黒田家住宅で「黒田家代官屋敷梅の花鑑賞会」が3月7日(日)まで開催中だ。

国の重要文化財「黒田家代官屋敷」には、およそ2000平方メートルの梅園に13種類180本ほどの梅が咲き誇り、かぐわしい梅香が春の訪れを告げている。

黒田家住宅は、徳川家旗本で、この地域を領地とした本多助久から代官に任じされた黒田家が築いた屋敷。屋敷は、入口となる東南の一角を除いて周囲を堀で囲まれている。

現在の主屋は、1854年(嘉永7年)の安政の大地震後に再建されたもので、1861年(文久元年)記名の家相図が残されており、この頃に立てられたと考えられている。また、長屋門は主屋より古く18世紀前半の建築と考えられている。

当時の一般農家は門を構えること自体許可されておらず、この長屋門の規模は、黒田家が任されていた2千石の格式を示すものといわれている。

地元コミュニティ協議会と自治会が主催する「黒田家代官屋敷梅の花鑑賞会」は、普段は入ることができない庭園内部を無料で開放する特別なイベント。また、同期間に黒田家代官屋敷資料館で「資料館の梅まつり」を、奥座敷で「焼きびな展」も開催されている。

見事に咲き誇る梅と、歴史ある庭園を楽しむことができる「黒田家代官屋敷梅の花鑑賞会」に出かけよう。

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※取材時点の情報です。新型コロナウイルス感染拡大予防対策・その他の最新情報は、公式サイト等でご確認ください。

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