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ザ・リーサルウェポンズが選ぶ!愛してやまないプロレスラー3選×2

  • 2021年1月22日
  • Walkerplus

狂気の発明家・アイキッドと、彼が開発した(という設定の)最終兵器・サイボーグジョーによるロックバンド、ザ・リーサルウェポンズ。

一度聴いたら耳から離れないポップなメロディに、細かく作り込まれたハイクオリティなバックトラック。そして、それらをいい意味で大きく裏切るようなユニークすぎる歌詞と、デフォルメされたビジュアルなどで注目を集めている2人組だ。

生み出す音楽にも表れているように、1980〜1990年代のゲームや映画、音楽などが大好物だという彼らだが、“プロレス”も2人を結ぶ共通項であり、バンドのアイデンティティを語るうえで決して外せないものだという。そこで今回は、ポンズの2人が愛してやまないプロレスラーについて大いに語ってもらった。

テーマは「愛してやまないプロレスラー」だ!

■はじめに。
―― 生まれも育ちも異なる2人ですが、共通の趣味などはありますか?
【アイキッド】ゲームとか映画とかたくさんありますが、ドンピシャの共通項ならプロレスですね。2人ともプロレス道場に行こうか真剣に悩んだくらい、プロレスラーになりたかった人間ですから(笑)。
【サイボーグジョー】ワタシ、アメリカでヤッテタ!「バックヤードプロレス」ネ!
【アイキッド】バックヤードプロレスっていうのは、プロレス好きの子供やマニアが集まってわいわいとプロレスごっこをやる文化です。ジョーに当時の映像を観せてもらったんですが、みんな楽しくプロレスごっこをやっているのにジョーだけガチでした(笑)。
【サイボーグジョー】HAHAHA~!アイテ、鼻血デタ(笑)。
【アイキッド】「おいおい!」と思いながらも、実は「自分と似てる〜」と反省する部分もあって。僕も野球部のころ、前田日明の大車輪キックを友達に喰らわせて流血させていますから(笑)。ジョーの映像を観て「同じだ!」と思いました。

■サイボーグジョーが愛してやまないプロレスラーたち
―― 2人とも本当にプロレスが好きなんですね。ジョーさんが愛してやまないプロレスラーを3人教えてください。
【サイボーグジョー】ワタシ、日本のプロレス、シラナイ。アメリカンプロレスだけネ。ショーン・マイケルズ(Shawn Michaels)、スキ!
【アイキッド】僕が解説していきますね。ショーン・マイケルズはアメリカ人の名レスラーで、ジョーが好きそうなスーパースター。明るくて楽しくて強い、王道のヒーローですね。
【サイボーグジョー】マンカインド(Mankind)のミック・フォーリー(Mick Foley)もダイスキネ。
【アイキッド】ミック・フォーリーは、ハードコアスタイルのプロレスラー。必殺技は、“自分の靴下を相手の口に突っ込む”(笑)。ヤバいレスラーです。
【サイボーグジョー】アトハ、リージョン・オブ・ドゥーム(Legion Of Doom)!
【アイキッド】これは日本のプロレスファンでも知っている方が多いかも。ザ・ロード・ウォリアーズ(The Road Warriors)という名義でも活躍していました。ホーク・ウォリアーとアニマル・ウォリアーです。ブラック・サバス(Black Sabbath)の「Iron Man」がテーマ曲なんですが、その曲が流れたらダッシュでリングに上がってきて相手にラリアットを喰らわせて3カウントを取って帰っていくとか…。
【サイボーグジョー】HAHAHA!最高スギル!!
【アイキッド】パフォーマンスが最高だよね。ポンズも彼らの真似をして、乱入専門バンドにしようかと思ったくらいカッコよかったですね。

■アイキッドが愛してやまないプロレスラーたち
―― アメリカのレスラーも解説できちゃうアイキッドさんの知識量にも驚きです。さて、そんなアイキッドさんが愛してやまないプロレスラー3人とは?
【アイキッド】じゃあ僕は日本人プロレスラーを挙げていきますね。まずは馳 浩。もともと国語の教師で、今は議員をやっているあの方です。あの人のクレバーさが好きでしたね。体力もあるしプロレスもうまいですけど、見据えているものは違う感じがしていて。相手を輝かせながら自分も輝くというスタイルがたまらない。ポンズでの僕の役割は、まさにそんな感じですから。

―― 相手を輝かせるスタイル、わかる気がします。2人目は?
【アイキッド】似たような感じですが、ゼブラパンツがトレードマークのプロレスラー、小川良成も応援していましたね。テクニックがあって相手を輝かせるのが上手だった。三沢光晴とタッグを組んでいたこともあって、どちらかというと華に欠けるというか…引き立て役になってしまうレスラーでしたけど(笑)。でも、いないと困る存在でした。

―― タッグやグループをあげるなら?
【アイキッド】それなら忘れちゃいけないのが、新日本プロレスにいた平成維震軍ですね。メンバーは、越中詩郎や小林邦昭、ザ・グレート・カブキなどなど。新日本プロレスの本隊に属していてもトップになれず、会社から整理要員寸前と言われるようなメンバーが集まったグループでした。当日の僕は中学生でしたけど、中高年のルサンチマンに気付いて、すごく肩入れしていましたね。彼らの生き様が好きだった。スーパーファミコンよりメガドライブ、コロコロコミックよりコミックボンボン、J-POPよりヘビーメタル…っていう人間ですから、どうしてもこっちに目がいっちゃうんです(笑)。
【サイボーグジョー】ワタシモ、ソウ…。ソウダヨ!
【アイキッド】えー?ジョーはスーパーファミコン派の人間だと思うけどな。
【サイボーグジョー】イヤ、ソウ。ミンナシラナイゲーム、ヤッテタ!
【アイキッド】それならジョーはメジャー界のインディで、僕はインディ界のメジャーということかな。プロレス的なエンタメは2人とも大好き。ポンズの演出にもバッチリとハマっていますし、プロレスって最高ですね、ホント。
【サイボーグジョー】プロレス、ヤバいヨナ~!

■彼らの新作「雨あがる」は2021年1月27日(水)リリース!
ザ・リーサルウェポンズの2人のユーモアが詰まったニューシングル「雨あがる」は、2021年1月27日(水)リリース。楽曲自体は、令和らしく、2020年末からすでに先行配信中だ。しかし、アートワークなど作品全体の世界設定にこだわる彼らの作品は、ぜひフィジカルパッケージであるCDでも堪能することをおすすめする。楽曲の世界を表現した今回のCDジャケットは2種類存在(完全生産限定盤、初回仕様通常盤)しており、懐かしのあの名作映画のキャラクターが登場。さらに、完全生産限定盤はこちらもまた懐かしの“8cmシングルCD”仕様となっているのだ(令和なのに⁉)。

今回の新曲「雨あがる」には「ウイルスと戦うすべての人々へ、感謝と尊敬の念を込めてこの歌を捧ぐ」という思いが込められているそうだが、彼らの音楽とユーモアが、暗くなりがちな時世に笑顔を届けられるものであることは間違いない。愛知・大阪・東京で開催予定だったライブ「ザ・リーサルウェポンズのいちばん長い日 伝説のダブルヘッダー3連発 ※PG12」は、緊急事態宣言の発出で全残念ながら公演開催中止となってしまったが、ザ・リーサルウェポンズのさらなる活躍はきっと誰にも止められない。


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