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大阪が舞台のアニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』のロケーションを深堀り!「コラボパネル展」

  • 2020年12月18日
  • Walkerplus

青春恋愛短編小説の金字塔『ジョゼと虎と魚たち』が、12月25日(金)にアニメーション映画として公開される。そのコラボキャンペーンとして、映画系ブックカフェバーの「ワイルドバンチ」(天神橋筋六丁目)では、登場スポットを紹介する「パネル展」を実施中だ。

■アニメとして生まれ変わった短編小説『ジョゼと虎と魚たち』
アニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』は、芥川賞作家・田辺聖子が1984年に発表した短編小説『ジョゼと虎と魚たち』が原作。2003年には妻夫木聡と池脇千鶴主演で実写映画化もされ、広い世代に愛され続ける名作だ。

そんな作品が、今度はアニメーション映画となって登場。

絵を描き、本を読み、自分の世界を生きる車いすの少女ジョゼは、坂道で転げ落ちそうになったところを海洋生物学が専攻の大学生、恒夫に助けられる。ある日ジョゼの祖母に、ジョゼの注文をあれこれ聞いて相手をするバイトを頼まれた恒夫は、見た目のかわいさとは裏腹に、口の悪さとわがままなジョゼに驚きながらも、彼女にまっすぐにぶつかっていく。心の距離が近づいたころ、ジョゼはずっと憧れていた外の世界へ恒夫と一緒に踏み出すこと決意するのだが…。

監督は『おおかみこどもの雨と雪』で助監督を務めたタムラコータロー、恒夫の声を演じるのは若手実力派俳優の中川大志、ジョゼには大阪府出身の清原果耶を起用。アニメーション制作は『鋼の錬金術師』『僕のヒーローアカデミア』など、数々の名作を世に送り出してきたボンズが手掛ける。海外の映画祭でも注目され、第25回釜山国際映画祭ではクロージング作品にも選ばれた話題作だ。

■大阪の定番スポットから、意外な穴場まで12スポットを厳選
そんな二人の恋愛物語が繰り広げられる舞台は現代の大阪。劇中にも、道頓堀やグリコの看板など数々のスポットが登場するのだが、今回のパネル展ではそこから12か所を厳選して展示。

すべてのパネルに、今作でロケーション選定を担当した「設定アドバイザー」の武部好伸さんによるオススメコメントも添えられている。場所の紹介や劇中の場面にまつわる感想が「大阪『映画』事始め」など数々の著書を持つエッセイストである武部さんならではの視点でつづられているのが楽しい。今作では、武部さんがリストアップしたスポットを中心に、制作スタッフが徹底的にロケハン、写真を撮り、二人の物語にふさわしい場面として選び抜かれた場所が劇中に収められている。

企画したワイルドバンチ店長の森田和幸さんは「大阪がしっかり描かれたアニメは、もしかすると『じゃりン子チエ』以来ではないかと思います。今作にも数々のスポットが登場し、主人公のふたりが、現代の大阪でしっかりと生きているのだな、というリアルさを強く感じました。出てくる場所も身近なところが多く、大阪を描いた作品としても大変クオリティが高い。大阪で映画のいろんな企画に携わっている身としては、もっとこの作品を広く深く知ってほしいという思いです」と話す。

また、厳選した12スポットについては「あの場面はあそこだったのか!という意外な場所も選んでいます。映画を観る前に1度、観てからもう1度チェックしてみると映画がさらに身近に感じるのでは」と楽しみ方を提案してくれた。

■さらに詳しい「大阪ロケーションマップ」や登場スポットとのコラボも
ロケ地をもっと知りたい!という人には、登場スポットがさらに詳しく紹介された「オリジナル大阪ロケ地マップ」を無料で配布。また、登場スポットのひとつ、天満の居酒屋「ほっこりダイニング田なか」では、ワイルドバンチに持参するとソフトドリンクが1杯無料になる専用チケットも配布中だ。※12月31日(木)まで。1人1回限定

さらに、同作のポスターのほか、主演二人のインタビューやアフレコシーンが詰まった映像も限定公開。脚本を読んだ時の感想や、キャラクターの役作り、現場での裏エピソードなどがたっぷり詰まった特別映像で、今観ることができるのは、この会場のみ!令和の「ジョゼ」と「恒夫」に息を吹き込んだ二人の想いもぜひチェックしてみて。

■『ジョゼと虎と魚たち』コラボパネル展
日時:12月16日~31日(木) 17:00~21:00(土・日曜14:00~)※コロナ対応により変更あり
会場:映画系ブックカフェバー「ワイルドバンチ」
大阪市北区長柄中1-4-7 ロイヤルグレース1F
入場無料※要オーダー(ワンドリンク以上)
アクセス:地下鉄谷町線・堺筋線天神橋筋六丁目駅より徒歩2分

取材・文=田村のりこ

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