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若手が腕を磨く「よしもと漫才劇場」が6周年。新たなレギュラー公演も誕生!

  • 2020年12月15日
  • Walkerplus

大阪のお笑い芸能文化を継承し、若手お笑い芸人を育成・発掘する劇場として産声をあげた「よしもと漫才劇場」(通称:マンゲキ)が、12月1日に6周年を迎えたことを記念して、記者会見が行われた。また、よしもと漫才劇場ブランドの新たなレギュラー公演も誕生、詳細も発表された。

MCは浅越ゴエとNMB48の渋谷凪咲。劇場の開館と同時に設立された「上方漫才協会」と共に、ここで研鑽を積む若手芸人が着実に勢いを増していることを会場で報告、マンゲキで活動する若手メンバー11組が舞台に登場した。

■破竹の勢いで活躍する関西の若手芸人11組が続々とネタを披露
この6年間で漫才劇場出身のメンバーが数々の功績をあげており「関西各局の賞レースではのきなみ新人賞を総なめ。お笑い界の4大タイトルといわれる『M-1グランプリ』『キングオブコント』『R-1ぐらんぷり』『女芸人No.1決定戦 THE W』すべての王者を輩出しております」と浅越。東京でも活躍する霜降り明星やアインシュタインなど多数のマンゲキOBメンバーの名前もあげながら若手の活躍ぶりを紹介した。その後、舞台では、各局の賞レースをにぎわせた、マンゲキメンバー11組がネタを披露。

まずは、ネイビーズアフロ、ラフ次元、ビスケットブラザーズ、令和喜多みな実、コウテイ、さや香の6組。ラフ次元のしゃべくり漫才から、ビスケットブラザーズのブリーフ姿での登場など多種多様な漫才芸が繰り広げられた。

後半は、紅しょうが、からし蓮根、ゆりやんレトリィバァ、見取り図、ミルクボーイの存在感あふれる5組。ゆりやんレトリィバァは、映画解説の淀川長治氏が語る『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』の解説を丸ごと披露。口調や間まで完全に演じ切り、会場から拍手がわいた。最後に登場したミルクボーイのかけあいも安定感抜群で、『M-1グランプリ』や『ABCお笑いグランプリ』など賞を獲得したマンゲキメンバーの実力を垣間見せた漫才リレーとなった。

また、『M-1グランプリ』の決勝には見取り図が、『女芸人No.1決定戦 THE W』には紅しょうがとゆりやんレトリィバァが出場。マンゲキメンバーのさらなる活躍も期待される。

■ヨシモト∞ホール、神保町よしもと漫才劇場からも若手芸人が登場!
11組の芸人がネタを披露したあと、この劇場と共に発足した上方漫才協会から、「第六回上方漫才協会大賞」開催の発表があり、この賞レースをにぎわすであろう、東京の若手メンバーを紹介。ヨシモト∞ホールからはニューヨーク、オズワルド、神保町よしもと漫才劇場からは令和ロマン、ぼる塾が舞台へ呼び出され、大阪11組のマンゲキメンバーと共に集結、1組1分のミニインタビューが行われた。

勢いあまって話が長くなる芸人に対して、ストップウォッチを持つ渋谷が容赦なく「1分です!」とさばいていく姿に会場は大爆笑。『M-1グランプリ』を前に見取り図、からし蓮根、コウテイ、ニューヨーク、オズワルドはそれぞれの心境や意気込みを語っていった。

また、ぼる塾の「まぁねぇ~」が『2020ユーキャン新語・流行語大賞』のノミネート語30に選出された話題や、『女芸人No.1決定戦 THE W』のファイナリストのゆりやんレトリィバァ、紅しょうがにも意気込みを聞き、「漫才劇場をひっぱる立場ですよ」と浅越に声をかけられたゆりやんレトリィバァは舞台を走り回りアクションで気持ちを伝えた。

最後は大人気のミルクボーイ。「東京での仕事も増えましたが、僕らまだ天王寺住みます芸人なんです。『VS嵐』やダウンタウン松本さんの番組に出た後、天王寺区の小学校で歯磨きの仕方を教えました」と、大阪在住ならではの話題もはさんで笑いをとった。

■12月1日、新たなマンゲキブランドの劇場が誕生!
よしもと漫才劇場が6周年を迎えたこの日、クールジャパンパーク大阪SSホールに新たなマンゲキブランド「森ノ宮よしもと漫才劇場」(大阪市中央区大阪城3-6)が誕生することを発表。

上方漫才協会会長の中田カウスは「よしもと漫才劇場ができた6年前には無名だった芸人が今や全国区。みんなライバルだけど仲もよく、勉強もおこたっていません。センスの良い芸人ばかりなので、劇場さえあればどんどんのびていく。劇場が一番大事だと思います」とこれまでを振り返った。新たなレギュラー公演についても「東京の神保町を含めると、森ノ宮は3館目。大事にしていきたい」と言い「みんなの成長を止めるわけにはいかない」と、新型コロナウイスル感染症に対する感染防止対策もしっかりと行いながら劇場を育てていくと明言した。

取材・文=田村のりこ

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