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【コロナ対策情報付き】和歌山城公園動物園の園長はクマ⁉︎ 個性あふれる動物たちに会いに行こう

  • 2020年10月17日
  • Walkerplus

和歌山城公園動物園の見どころからお土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やアトラクション、イベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

■和歌山城公園動物園ってどんなところ?お城の中にある希少な動物園
1915年(大正4年)に開園した歴史ある和歌山城公園動物園。和歌山城の城郭敷地内にあることから、地元の人々はもちろん、観光客からも長年にわたり親しまれている。お城の中にある動物園は非常に珍しく、ほかは、姫路城内の「姫路市立動物園」と神奈川県の小田原城にある「小田原動物園」と、日本に3つしかない貴重な動物園なのだ。さらに、入園料は開園から変わらず無料!そんな、毎日行ける和歌山城公園動物園の魅力を徹底紹介!

■【見どころ1】園長を務めるのはツキノワグマのベニー!
2020年9月現在、ほ乳類と水辺の鳥を中心に47種151点の動物を飼育する和歌山城公園動物園。園長を務めるのは、1994年(平成6年)に来園し、2015年(平成27年)の「第1回動物園長選挙」で同園初の動物の園長に選ばれたメスのツキノワグマのベニーだ。

多くの動物園ではクマが冬眠する季節でも通年展示しているが、同園では本来の生態を守るため、冬の間は冬眠をさせている。そのため、ベニーには毎年12月下旬になると冬眠準備のための"仕事納め"と、動き始める3月下旬〜4月上旬に"仕事始め"があるというユニークなスタイルも魅力のひとつ。地元では仕事納めと仕事始めに多くのファンが訪れ、ベニーへ挨拶をするのが定番となっている。推定年齢27歳と高齢(ツキノワグマの寿命は30年ほどと言われている)になったベニーだが、まだまだ元気いっぱいだ。

■【見どころ2】紀州犬やカピパラも!人気の動物たちをチェック
和歌山城公園動物園では、世界的に人気を集めている紀州犬が2匹暮らしている。中型で、白い毛並みとピンとした耳が特徴の紀州犬は、おおらかで辛抱強く、飼い主に従順な性格の持ち主。頭数が減っている紀州犬を後世に受け継ごうと活動している天然記念物紀州犬保存会から、2018年にやってきた。2020年で2歳となった"絢芽(あやめ)"と"皐月(さつき)"はどちらもメスで、姉の絢芽が緑、妹の皐月が赤のリードをつけている。

2匹に会えるのは水禽園奥の専用園舎内。時々、園内を散歩していることもあるそう。2020年9月現在、動物たちと触れ合えるイベントなどはコロナ禍のため中止となっているが、再開された場合は触れ合うこともできるので、詳細は公式サイトやSNSなどをチェックしよう!

世界最大のネズミの仲間、カピパラも大人気。4歳でオスの"ふう"は、ネズミの仲間のマーラたちと暮らしていて、ゆっくりと草を食べる様子や水浴びをする姿がかわいらしいと、訪れる人々にとって、癒やしの存在になっている。

"ふう"は2020年の干支「子(ね)」にちなみ、2019年12月に来園者が記念写真を撮る年賀状撮影会のために来園したが、好評だったためその後も滞在し、飼育することになったという異例の経歴を持つ。今では動物園の顔とも言えるほどの人気者に!見ているだけで心が和む"ふう"をお見逃しなく!

■【見どころ3】キュートな赤ちゃんや新しい仲間が続々登場
2020年7月15日に生まれた、ニホンジカの赤ちゃん"こなつ"をはじめ、フンボルトペンギンやコブハクチョウなど数種類の動物たちが、大阪府の「みさき公園」(2020年3月31日に閉園)から同園にやってくるなど、ニューフェイスがズラリ。スタッフのきめ細かいケアにより徐々に園にも慣れ、リラックスして過ごしている。

ほかにも、仲むつまじい様子を見せるクジャク、マーラ、フラミンゴなどたくさんの動物たちが暮らしているので、微笑ましい姿に会いに出かけよう!

■【攻略法・イベント】所要時間は約1時間。すべての動物たちを制覇しよう
園内をゆっくり巡っても所要時間は1時間程度。時間に余裕があれば2020年7月11日から再開された「もぐもぐタイム」に参加しよう。エサは数量限定で1組1カップ(税込100円)のみ。体験時はマスク着用とイベント前後に手と指の消毒などが必要だが、動物たちに直接エサをあげられる貴重な体験なので、ルールを守ってトライしてみて。

なお、園内にレストランやお土産などを販売する売店はないので、お昼時に訪れる際はお弁当などを忘れずに。

施設担当者に和歌山城公園動物園を楽しむためのポイントを聞いた。「みさき公園からやってきたフンボルトペンギン、タンチョウ、コブハクチョウなどの小動物も加わり、和歌山城公園動物園ににぎやかさが戻ってきました。和歌山城公園内にある小さな屋外型動物園ですが、手書きの動物案内や、時間帯により飼育員のエサやり風景が間近で見えるなどのアットホームな一面が人気。和歌山市民や観光客のみならず、みさき公園の動物ファンの方々もご来園いただいたり、応援メッセージも頂戴しておりますので、和歌山城公園の癒やしのひとときをお過ごしください」(施設担当)

■【アクセス】電車で向かうのがベスト
電車の場合は、JR和歌山駅からバス(0系統、25系統)に乗り、市役所前、もしくは公園前下車。または、南海電気鉄道和歌山市駅から徒歩10分。車の場合は、阪和自動車道和歌山ICから約15分。城内に普通車専用駐車場が58台あり、料金は1時間まで200円、2時間まで360円、以後1時間ごとに200円。

開園時間は9時~17時。定休日は火曜(祝日の場合翌平日)。入園料は無料なので、思い立ったら気軽に動物たちに会いに行こう!

■【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
・発熱(概ね37度以上)、咳、鼻水等の風邪の症状がある場合は入園できません。
・来園の際はマスク着⽤をお願いします。
・出入口には靴底消毒用マットを設置しています。
・園内各所にアルコール消毒液や液体石鹸を設置しています。
・暑い時期は熱中症対策をお願いします。
・観覧中は、人と人との距離を広く取ってください。また、1カ所に長時間滞在したり、大声をあげたり、動物にエサを与えたり、動物に負担をかける行為はご遠慮ください。
・「動物とのふれあい」について、「ウマ、ヒツジ、ヤギ」へのエサやり(有料)は2020年7月11日より限定再開していますが、密集・密接となる「紀州犬やカピバラ等の動物とのふれあい」は引続き中止しています。
・その他、最新情報は公式サイトを確認ください。

取材・文=CRAING

<施設情報>
・住所:和歌山県和歌山市一番丁3
・アクセス:【電車】JR和歌山駅からバス(0系統、25系統)に乗り、市役所前、もしくは公園前下車すぐ。または、南海電気鉄道和歌山市駅から徒歩10分 【車】阪和自動車道和歌山ICから約15分
・営業時間:9:00~17:00
・定休日:火曜(祝日の場合翌平日)
・駐車場:58台 (1時間まで200円、2時間まで360円、以後1時間毎に200円)
・料金:無料(ふれあい体験などの料金詳細は公式サイトを確認)

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※2020年9月時点の情報です。

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