
滋賀県東近江市にある東近江市近江商人博物館・中路融人記念館で9月27日(日)まで、「中路融人素描展」が開催されている。
近江商人博物館は、1996年(平成8年)4月に近江商人を知るための窓口として開館。この地域の魅力を再発見するために、地域の歴史、近江商人の商法や家訓、その暮らしや文化、教育などを、映像やジオラマを使ってさまざまな角度から紹介している。開館20年になる2016年(平成28年)4月には中路融人記念館が加わり、リニューアルオープンした。同館では、中路画伯が描く湖国の情景画など多くの作品を鑑賞できる。
担当者は「風景画家として、自然と触れあい、対峙し続けた中路融人は、多くの素描(デッサン)作品を残しました。これらには、写生の最中に対象から受けた印象や感情が鮮やかに表現され、鑑賞者はそれを追体験することができます。普段はあまり目にすることのない素描作品を通して、制作過程にも思いをはせてください。当展では、素描作品と本画作品を並べて展示していますので、見比べて楽しむことができます」と語る。
中路融人の作品を鑑賞しに、東近江市近江商人博物館を訪れよう。
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