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勘違いケアで肌老化が加速?40•50代がやりがちNGスキンケア

  • 2021年4月7日
  • つやプラ

普段のスキンケアで、意外と間違ったケアやコスメの使い方をしている方をよく見かけます。せっかくきれいになるためにスキンケアをしているのに、勘違いで間違った美容をしていたらもったいないですよね。

NGスキンケア

現役エステティシャンでもある筆者が、40代〜50代のお客さまで実際にあった、もしかしたらあなたもやっているかもしれない「勘違い美容」とその対策を4つ、ご紹介します。

■「石けんオフメイク」はクレンジングなしでOK?

「石けんオフメイク」はクレンジングなしでOK?

敏感肌に悩む40代のお客さまは、赤みが出やすく、時にはかゆみを伴うこともあるそうです。化粧品はオーガニックの肌にやさしいタイプを使い、なるべくメイクは「石けんオフ」と書いてあるものを選んでいました。でも、なかなか肌荒れが改善されず、せっかくのエステが台無しに。

そこで何度か通ってもらう間に、再度ホームケアのカウンセリングをしたところ、「身体用の石けんを手で泡だてて、ゴシゴシ洗っていた」ことがわかりました。

勘違いポイント:「石けんオフ」は「石けんがおすすめ」ではない!

実は、「石けんオフOK」と書いてあるメイクは、「石けんで落としてください」というわけではありません。シリコーン、紫外線吸収剤、合成ポリマー、石油由来の色素などの化学物質が入っていないということです。

ですが、長時間メイクをしていると自分の皮脂や汗で肌が汚れることは確かなこと。筆者個人としては、なるべくやさしいクレンジング剤を使ってオフすることをおすすめします。

できるだけ肌に刺激を与えない

さらに、身体も洗う石けんだと、必要な水分や脂分をとり除いてしまうこともあります。石けんオフOKのコスメを使用した日は、フェイス用の石けんをネットなどでもっちりとするまで泡立て、やさしく肌の上で転がしてください。ゴシゴシ洗いは摩擦が起こるのでNGです。

ポイントメイクは、ポイントメイクリムーバーやミセラーウォーターで拭きとってから洗顔すると、肌への負担が少なくなります。

せっかく石けんオフOKのやさしいコスメを使っても、洗顔方法を間違うと、刺激が強すぎて逆に肌荒れを起こす場合もあるので、気をつけましょう。

■「ぬれた手でも使えます」は、お風呂で使うべき?

「ぬれた手でも使えます」は、お風呂で使うべき?

毎日残業が多く、クレンジングが面倒だとおっしゃる40代のお客さまの使っているアイテムは、お風呂でも使える、ぬれた手でもOKなクレンジングオイル。

「肌のごわつきが気になる」というので使い方を聞いてみると、シャワーを頭から浴びて全身をぬらした後に、クレンジングオイルを手にとり洗っていました。そして、シャワーのお湯で流して終わらせていたそうです。

勘違いポイント:「ぬれた手でもOK」は「ぬれた手がおすすめ」ではない!

「ぬれた手でもOK」というのは、ぬれた手で使うことを推奨しているわけではありません

クレンジングオイルが「ぬれた手でもOK」の場合、水と混ざって白濁させる乳化の構造に秘密があります。ほんの少量の水分なら、オイルに混ざっても乳化しないように作られているので、お風呂でぬれてしまった手や顔に使っても、メイクを浮き上がらせることができます。

ですが、このお客さまのようにシャワーで顔や手を全てぬらしてしまっては、やはり乳化が先に起こってしまい、メイクを浮き上がらせることができません。すると、メイクの汚れが肌に残ったままになってしまいます。これがごわつきの原因につながります。

なるべく乾いた手でメイクを浮き上がらせてから、ぬるま湯を加え、白濁するまで乳化させるプロセスを守りましょう。

■パックは時間を置いた方が効果あり?

冷水を使って洗顔すると毛穴が引きしまるの?

「ホームケアには自信あり」という50代のお客さまは、「毎日のケアを怠らず、スキンケアが万全なはずなのに、乾燥が気になる」というのです。

ケアの内容を聞いてみると、毎日のようにシートマスクを30分間、肌にのせているとのことでした。

勘違いポイント:シートマスク、長時間おくほど効果あり、ではない!

お客さまが使っていたのは、「毎日使える」という不織布シートマスクでした。肌にのせる目安として書いてあるのは10分〜15分ですが、乾燥が気になるので30分のせていたようです。

不織布シートマスクは肌に水分や美容成分を与えた後、どんどん乾いてしまいます。そのため、せっかく肌に移った水分が、乾いた不織布シートに戻ってしまうのです。

使用目安の時間は守るようにしてください。市販のシャワーキャップに呼吸できる穴を開け、顔だけ被ってスチーム効果を狙うやり方もおすすめです。

■冷水を使って洗顔すると毛穴が引きしまるの?

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「毛穴の開きが気になる」という30代のお客さまは、朝晩の洗顔で洗顔料を使わず、冷水でなんども洗っているそうです。時には、洗面器に冷水を溜めて顔をつけたりもしています。

なぜ、そのお手入れ法をしているのか聞いてみると、「冷水で毛穴が引き締まる」と本で読んだからとのことでした。何年もその方法を続けているそうですが、「一向に毛穴が引き締まった感じがしない」と悩んでいらっしゃいました。

勘違いポイント:冷水で毛穴が引き締まるのは一瞬のこと!

確かに、冷水で肌がキュッとなったような感覚を覚えることがあります。ですが、実は洗顔をして毛穴が閉じる感覚は、毛細血管が冷えたことによるものです。そして、それは一瞬の感覚です。

洗顔は、肌の表面温度の32度くらいがおすすめです。刺激を与えず、余分な皮脂を落とすことを洗顔の目的にして、毛穴の開きは収れん作用のある化粧水や美容液でお手入れしましょう

「毛穴ケア」を目的に作られているコスメを使う方が、即効性を感じることができるはずです。

上記のように、もしかしたら知らずに行っていたことがあるかもしれません。せっかくきれいになるために努力していることが「勘違い」だったら、もったいないですよね。ひとつひとつの使い方とプロセスを大切にして、輝く肌を作っていきましょう。

(肌育美容家 今泉 まいこ)

 

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