近畿地方では、明日14日は北部や内陸部を中心に30℃に迫る暑さとなるでしょう。18日(日)にかけては、次第に湿度が高くなるため熱中症リスクが高まりそうです。来週にかけてさらに暑くなるでしょう。まだ身体が暑さに慣れていない時期なので、熱中症への対策を行ってください。
近畿地方では、明日14日も高気圧に覆われて大体晴れの天気が続くでしょう。
朝はヒンヤリする所がありますが、日中はぐんぐんと気温が上昇し、今日13日より暑くなる見込みです。豊岡、舞鶴、京都など北部や内陸部を中心に30℃に迫る暑さで、舞鶴では7月上旬並みになるでしょう。
畑仕事に行かれる際は、朝は涼しくても、帽子をかぶり、飲み物を必ずお持ちください。屋外でのスポーツや激しい作業をする場合は、こまめに水分を摂り、適度に休憩をはさむようにしましょう。
空気はカラッとしているため、日陰に入ると暑さがしのぎやすい見込みです。
この先は、天気にかかわらず、平年より気温の高い日が多くなる見込みです。
18日(日)にかけては、次第に湿気が増えて、ムシムシと不快な暑さに変わってくるでしょう。
気温は同じくらいでも、湿度が高くなると、体に熱がこもりやすく、熱中症にかかるリスクが高まります。近畿地方では、18日(日)にかけて、黄色の表示、熱中症「警戒」レベルの所が増えてくるでしょう。
さらに、来週の20日(火)は、大阪でも30℃に迫る暑さとなり、今年初めて真夏日(最高気温30℃以上)となる所も出てくる見込みです。豊岡では赤い表示の「厳重警戒」、そのほかの各地も「警戒」レベルとなるでしょう。
まだ体が暑さに慣れていないため、風通しのよい服装で過ごし、冷房も適切に使用するなどして、熱中症に注意・警戒をしてください。
昨日12日、気象庁は近畿地方に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。
高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表されます。具体的には、6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。
近畿地方では、18日(日)頃から「かなりの高温」が予想されています。
暑熱順化で、熱中症になりにくい状態をつくっていくことが大切です。
※暑熱順化とは、体が暑さに慣れること。
暑熱順化には、体を暑さに慣れさせることが重要です。個人差もありますが、暑熱順化には数日から2週間程度かかります。暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始めましょう。
暑熱順化のための動きや活動には、次のようなものがあります。
・ウォーキングやジョギング
帰宅時にひと駅分歩く、外出時にできるだけ階段を使用するなど、少し汗をかくような動きをしましょう。目安としては、ウォーキングの場合の時間は1回30分、ジョギングの場合の時間は1回15分、頻度は週5日程度です。日中暑くなるような日は、朝や夕方に行うと良いでしょう。
・サイクリング
通勤や買い物など、日常の中で取り入れやすいのがサイクリングです。目安とし
ては、時間は1回30分、頻度は週3回程度です。
・筋トレやストレッチ
室内では、筋トレやストレッチなどで軽く汗をかくことができます。ただ、室内
の温度や湿度には十分注意して、暑くなりすぎたり、水分や塩分が不足したりし
ないようにしましょう。目安としては、時間は1回30分、頻度は週5回〜毎日
程度です。
・入浴
シャワーのみで済ませず、湯舟にお湯をはって入浴しましょう。入浴の前後に
は十分な水分と適度な塩分を補給し、入浴して適度に汗をかくとよさそうです。
目安としては、入浴の頻度は2日に1回程度です。
暑熱順化ができても、数日暑さから遠ざかると効果はなくなってしまいます。自分が暑熱順化できているかを意識し、まだ暑熱順化できていないときには、こまめな水分補給や涼しい場所での休憩などで熱中症を予防しましょう。