今日6日夜には黄砂が九州にかかり、明日7日には西日本の広い範囲に飛来。車や洗濯物の汚れに注意が必要。また、アレルギー疾患がある方は影響が出るおそれがあるため、マスクなどで対策を。
連休最終日の今日6日(火)は、全国的に雨が降り、発達した雨雲や雷雲がかかった所もありました。
沖縄本島地方では朝に活発な雷雲がかかり、大雨になりました。1時間雨量は久米島で66.0ミリ、久米島空港で55.5ミリ、那覇市で50.5ミリと非常に激しい雨を観測しました。「非常に激しい雨」とは、水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるほどの降り方です。
関東でも、1時間雨量で10ミリを超えるザーザー降りの雨になった所がありました。
雨の後は「黄砂」に注意が必要です。九州では今日6日(火)夜遅くから、沖縄では日付の替わる頃から黄砂が飛び始めるでしょう。黄砂まじりの雨になることもありそうです。明日7日(水)の日中は沖縄から東北の天気は回復しますが、夜になると九州や中国、四国で黄砂が飛ぶ所があるでしょう。
※黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。日本で、黄砂が観測される回数が多いのは西日本ですが、東日本や北日本など広い範囲で黄砂が飛ぶこともあります。
明後日8日(木)の日中にかけても黄砂に注意が必要です。沖縄や九州、中国、四国を中心に連日で黄砂が飛ぶ予想になっています。
車の洗車は9日(金)が良さそうですが、早くも天気は下り坂です。車に黄砂が付着している状態で雨に濡れると、汚れとなって固まってしまいます。一度固まってしまうと落としにくく、シミの原因になることもあります。固まる前に洗い流したいものです。
黄砂が飛んでくるときの注意点は、3つあります。
①車の汚れ
屋外に駐車している車に黄砂が付着して、汚れてしまいます。タオルで拭き取らず、まずは水で洗い流しましょう。洗い流す日は、穏やかに晴れている日がベストです。雨の後は汚れが固まってしまうことが多いため、次に雨が降る前に洗車をした方が良さそうです。普段から天気と黄砂の情報を確認しながらこまめに洗うようにすると、黄砂の汚れも抑えられるかもしれません。
②洗濯物の汚れ
洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。空気清浄機がある方は、一緒に使うと良さそうです。綺麗な空気の中で洗濯物や布団を乾かせば、より快適に過ごせるでしょう。
③健康への影響
黄砂の飛来によって、アレルギー症状などが悪化することもあります。アレルギー疾患がない方でも、黄砂の濃度が高いほど咳が出ることが報告されています。黄砂が飛来している時は、マスク(不織布マスク等)を着用することで、ある程度の予防効果が期待できます。