サボテンの植え替えは土で差がつく!

  • 2016年11月26日
  • THE多肉植物

サボテンの植え替えにあたっては、どの土を使うかでその後の生長が目に見えて変化します。

正しい土だとグングン生長し、悪い土だと枯れてしまうことも。

今回どういう土が良いのかご紹介します。

良い土の条件

サボテンを植える際の良い土の条件は4つ。

通気性・排気性が良いこと

保肥力(肥料を保持する力)があること

粒が細かく均等

少しは保水性があること」です。

「通気性・排気性」が重要なのは、サボテンが生長する砂漠を考えた時にピンとくると思います。

砂漠はサラサラで空気をよく通し、更に水を通過させる。そこで育つのがサボテンなので、この2点が必須なのは得心が行くと思われます。

「保肥力」は生長期のときにある程度の養分が必要となるため大事です。

「粒が細かく均等」でないと植え替えでグラつくことになります。

粒子が太ければ密度が小さく支えられず、均等でなければ粒子が太い側に傾きます。

そのため細かく均等であることが求められるのです。

保水性は意外かもしれませんが、ある程度要ります。

保肥性同様、生長期にはある程度の水が不可欠なので、全く保水性がないと育たなくなってしまいます。

以上の理由から4点に留意してください。

装飾の土は良くない

お店などのサボテンには、カチカチに固めたうえで着色し、キラキラした土で装飾されたものが散見されます。

あれはサボテンの生育を度外視した装飾で、運びやすさと見た目のみを考えたものです。

土が固められているため、もちろん通気性も排水性も最悪。早期に枯れることが多々あります。

もし購入してしまったのであれば、早期にまともな土に植え替えてください。

ブレンド土の作り方

生育に適した土は出来合いの用土を購入しても良いですが、やはり自分で作ったほうが生長時の喜びも高まります。

だからなるべく自分で配合しましょう。

その際は3種類の用土2種類の肥料を準備してください。

土は火山灰から出来た「赤土」を乾燥させて作った『赤玉土』、軽石の『鹿沼土』、宮崎などで取れる硬い軽石の『日向ボラ土』を用います。

肥料は『ゴールデン・粒状培養土』、『くん炭+ヤシガラ活性炭』が要ります。

これらを赤玉・鹿沼・日向ボラ・ゴールデン・くん炭=4:2:2:1.5:0.5の割合で混ぜてください。

これでサボテンに最適な土壌が完成します。

まとめ

良い土のポイントを覚えたり、土作りは少し面倒で億劫かも知れません。

しかしその手間だけで、後々の生長は雲泥の差になります。

しっかり生長した折の喜びもひとしおでしょう。

手間を惜しまず立派なサボテンを育てましょう。

 

 

※トップ画像はPhoto by nicoさん@GreenSnap

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