多肉植物は、基本は植えられたものを購入して始めるので、種から育てるというイメージがあまりないと思います。
ですが、多くの多肉植物の種が販売され、話題を集めています。
今回は、多肉植物を種から育てる方法をご紹介します。
多肉植物を種から育てるには、従来の環境とはまた違った用意を多く必要とします。その数々をご紹介していきます。
まずは、小さめの容器を用意します。プラスチックの小さなコップなどで問題はありません。
土には種まき専用の土を用意します。すでに消毒が行われ、発芽しやすいよう専用のブレンドがなされています。
ピートバンという土も種から植える際に使うのに適しています。
水やりには霧吹きを、小さな芽を植え替える際にはピンセットなどを用意しておくのが良いです。
初心者でも行えるように、最近は栽培キットも販売されているため、それを利用するのも良いです。
種を植える際、まず土を霧吹きで湿らせておきます。あとから水をかけるのではなく、先に湿らせる必要があります。
大きめの種は、ピンセットで間隔を開けて蒔きます。土を被せずに置いていくのがポイントです。
直射日光には当てず、風通しの良い場所に置いておけば、すぐにでも発芽します。
種類によっても異なりますが、大体が1週間程度には芽を出します。
1ヶ月程度成長させた後に、最初の植え替えをします。
芽の感覚は1センチ程度で問題ありません。
そこから3時間ほどの日光を浴びさせることが必要となってきます。
成長してくれば、成長期などを考慮し、しっかりとした場所、水や肥料の供給を行います。
種を蒔くにあたっての時期は、成長期の少し前か、成長期序盤が最も適しています。
タイミングや環境が整っていないと、最悪芽を開きません。芽を開いたとしても、成長の止まる時期だと、すぐにしおれてしまうこともあります。
また、生えた後の水分や日光の管理を怠っても、しおれてしまいます。
時期や管理は苗よりも一層気を払う必要性があります。
種からの栽培は、割と難しく、うまく行かないことが多々あります。
とはいえ、初心者用には栽培キットもあり、最低限のケアを行えば、植物もしっかり応えてくれます。
※トップ画像はPhoto by ★a.k★さん@GreenSnap