
DIYで作った家具や雑貨たち。最後の仕上げに塗装を施せば、少しの失敗も素敵に変身させてくれます。手軽に、おしゃれに、自分らしく。センスのよいペイントでガーデンDIYをもっと楽しんでみましょう!
「DIYの仕上げには、おしゃれな塗装が欠かせません。」

【教えてくれた人】
大隅悠史さん
創意工夫あふれるDIYの雑貨や構造物が魅力の大隅さんの庭。DIYの仕上げに施すセンスのよい塗装は、思わず真似してみたくなるものばかり。
大隅さんが普段使っている塗料は、水性屋外用ステイン「エクステリアカラー」。木目を生かしながら鮮やかな着色と保護をすることができます。
「色を混ぜたり、重ねたりすることで自分好みの色を作れるのが魅力ですね」。と大隅さん。
色を混ぜる時のポイントは、必ず薄い色から混ぜはじめること。その後、少しずつ濃い色を加えてイメージに近づけると失敗しにくいのでおすすめです。
最初から濃い色を使うと色の濃さを戻したい時に量も必要になり、調節しにくいので注意しましょう。
今回使った塗料「エクステリアカラー」

屋外木部の着色と保護に使える「エクステリアカラー」。水性で低臭なので作業もしやすく、乾燥時間は約2時間という手軽さも人気。
絵の具感覚で色を混ぜ合わせたり、別の色を塗り重ねることもできる水性屋外用ステインです。
塗料含みもよいウエーブ毛を採用したワシンニスハケと合わせてお使いください。
※塗料が染み込める木材に使用してください
\きれいな発色と優れた撥水効果がうれしい!/
塗るだけで撥水効果があるため、屋外で使用したい木工作品の着色にぴったり。木材を防腐や防カビのダメージからしっかりと守ってくれます。
【ガーデングッズなど屋外で使う木工作品の着色に!エクステリアカラーの特徴】
1. 防虫・防腐・防カビ・防蟻・撥水の5つの効果で木を守ります
2. 低臭で手軽に使用できる水性屋外用着色剤(ステイン)です
3. 色づきが良く、木目を活かしたエイジング塗装ができます
4. えのぐ感覚で色の混ぜ合わせができます
5. 別の色を塗り重ねることで、単色塗りとはひと味違った仕上がりに

\ハケもあるよ/
【全12色!エクステリアカラーの豊富なカラーバリエーション】
EC-01 ホワイト

EC-02 アイボリー

EC-03 スカイグレー

EC-04 オールドピンク

EC-05 アイスブルー

EC-06 ダスティグリーン

EC-07 デニムブルー

EC-08 オリーブグリーン

EC-09 バーガンディ

EC-10 ライトブラウン

EC-11 ブラウン

EC-12 ダークブラウン
エクステリアカラーを使って塗装してみよう!
ここではDIYで作ったウッドボックスの塗装に挑戦!ニュアンスのある、くすんだグリーンをべースに、所々にダークブラウンを重ねてまるで古材のように見える塗装を施しました。
[使用した塗料]
◆ベース
スカイグレー

ダスティグリーン

オリーブグリーン

◆エイジング塗装
ダークブラウン
[How to make]
01塗料のカップ、端布、ワシンニスハケ、スポンジ、ビニール手袋を用意。

02 スカイグレーとダスティグリーンを1:1で合わせ、さらにお好みの濃さになるまでオリーブグリーンを混ぜる。
「薄い色~濃い色を混ぜて完成の色を決める」

ベースにした色はコレ!
03 塗装を避けたい部分をマスキングテープで保護してから、ハケで塗装する。

04 内側も塗り終わったら乾燥させる。下地が完全に乾く前(撥水効果が働く前)にエイジングカラーを塗装する。
「手で触れられる状態まで乾燥!」
※撥水してしまったら軽く研磨する

05 スポンジにダークブラウンを染み込ませ、端布で余分な塗料を拭いながらエイジングの塗装を加えていく。
「カサカサの状態で!」

06 スポンジ※をポンポンと叩くように色をのせる。古材のようなヴィンテージ感を出すには、角は濃いめに塗ること。
※端布でも可能

07 バランスを見ながら、06のエイジングの塗装を全体的に施す。

完成!!
[エクステリアカラーを上手に使うポイント]
1. サンドペーパーで表面を軽く研磨する
素地調整のよしあしは、仕上がりを左右する大事な作業です。木材はあらかじめサンドペーパーを使い、木目にそって研磨しておくこと。
研ぎカスはよく拭き取って!

2. 薄めずに原液のまま塗装する
エクステリアカラーは薄め液などで希釈することなく、そのまま使えるからとっても便利。思い立ったらすぐに使える手軽さが魅力です。

3. 使ったハケは水で洗えます
ハケは使用後、すぐに水洗いすることで長く使用可能に。端布で塗料を吸い取り、中性洗剤を1、2滴ハケにつけてから水洗いを。

しっかりすすいだ後は日陰干しを!
もっと!大隅さんのガーデンで見つけたアイディア
ベンチ

シンプルな木製のベンチのベースは、スカイグレーにダークブラウンを少しずつ加えながら深みのある色に仕上げました。さらに乾いた後にはダークブラウンを重ねてエイジング塗装を。古びた表情のあるベンチに仕上がっています。
[使用した塗料]
ベース:スカイグレー、ダークブラウン
エイジング塗装:ダークブラウン
サインプレート

サインプレートに使用した端材は、素材感を出すためアスファルトに角を擦り付けて研磨を。可愛らしいパステルカラーをベースに選び、ステンシルで文字を入れてナチュラルに仕上げました。
使用した塗料]
左/
ベース:ホワイト
エイジング塗装:ライトブラウン
ステンシル:ブラック(クラフトカラー)
中/
ベース:デニムブルー
エイジング塗装:ホワイト
ステンシル:ホワイト(クラフトカラー)
右/
ベース:ダスティグリーン
エイジング塗装:ダークブラウン
ステンシル:ホワイト+ブラック(クラフトカラー)
ステンシルに使った塗料はこちら
「JLPCクラフトカラー」
いろいろな素材に塗れる塗りつぶしの水性塗料。適度な粘性でステンシルに最適です。
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