
アップデートし続ける、ジェルネイルの世界。基礎をおさえて、指先のおしゃれを目指そう!
ジェルネイルのいいところ
*持ちが良い
丁寧にケアを行い、美しく塗ることができれば、3~4週間ほど長持ちさせることができる!
*乾かす時間が不要
トップジェルでコーティングして硬化すれば、すぐに触れるので面倒な待ち時間もなく安心!
*デザインが豊富
硬化させて進めるため、修正も簡単。また、アイテムが次々に登場しているので、アートが広がる!
*質感が楽しめる
うるツヤの仕上がりはもちろん、すりガラスのようなマット感や、3Dなどの立体感も出せる!
*色を作れる
ジェルは硬化するまで自由自在。カラーだけでなくグリッターやパウダーを混ぜることもOK!
ネイルの構造

A:フリーエッジ
ツメの先端の部分。ネイルプレートが伸びたことでネイルベッドからはみ出た、ツメ先の白いところ。
B:ネイルベッド
フリーエッジより下にある、ツメの土台となる部分。皮膚の色が透けているため、ピンク色をしている。
C:ネイルプレート
一般的に「ツメ」と呼ばれている部分。ネイルベッドとフリーエッジを含んだ、ツメ全体のことを指す。
D:イエローライン
フリーエッジとネイルベッドの境目の部分。ツメが皮膚から離れないように固定している部分。
E:サイドライン
ネイルプレートの左右の側面にある、溝になっている部分。 施術する際は、皮膚を少し下に引っ張る。
F:ストレスポイント
イエローラインとサイドラインが接する部分。負荷がかかりやすいため、ここからツメが割れることがある。
G:ハーフムーン
ツメのつけ根にある、乳白色になっている半月状の部分。人や指によっては、見えないことがある。
H:キューティクル
一般的に甘皮と呼ばれる、ツメのつけ根にある薄い皮の部分。角質化すると、ルースキューティクルとなる。
I:ネイルマトリクス
ツメを育成している部分。ハーフムーンとツメ元の下にある皮膚で、傷つけないように注意する。
ネイルの形(アレンジした形)
「ラウンド」
サイドはストレートで、ツメ先が丸くカーブした形。どんなアートにも似合う。
「オーバル」
サイドからツメ先までが丸くカーブした形。自然な形として人気がある。
「ポイント(アーモンド)」
サイドを削って、ツメ先を尖らせた形。ツメがやや長く見え、シャープにまとまる。
「スクエア」
ツメ先とサイドがストレートで、角がある四角い形。ツメが弱い人にもオススメ。
「スクエアオフ」
ツメ先とサイドがストレートで、角を丸くした形。引っかかりにくいのが特徴。
「コフィン(バレリーナ)」
バレリーナが履いているトウシューズのような形。指先をスタイリッシュに演出する。
「リップスティック」
口紅のような形をした、ツメ先が斜めに削られた形。形を活かしたデザインが楽しめる。
「スティレット」
ポイント(アーモンド)ネイルよりも、さらに細くとがった形。エッジの効いた指先に仕上がる。
セルフネイルのポイント
01 デザインを決め、テーブルセッティングを行う
いざ施術を始めてから、「あの道具を出さないと、探さないと」とならないように、ネイルサロンと同様、やりたいデザインに合わせたアイテムをすぐ手の届くところに揃えておいて。

02 左右差をなくすため、利き手を先に塗る
慣れている手に道具を持ってスタートしがちですが、セルフネイルでは先に逆の手で道具を持ち、利き手のアートを済ませるのがポイント。逆の手でもできるデザインを選ぼう。

03 グーかパー、見やすく塗りやすいほうで
手をグーにして進めるのは、ネイリスト目線になり、ツメ全体がよく見えるのでオススメ。ただ、指によってはパーのほうが塗りやすい場合もあるので、いろいろな角度から確認して。
ジェルネイルのアイテム
基本的なアイテムがこちら。それぞれの役割をチェックしてネイルショップやインターネット通販で揃えよう。
消毒液
施術の前には、消毒液をコットンに含ませて手指の消毒を行うのが必須。道具も定期的に消毒しておく。

コットン
消毒液を染み込ませて手指を消毒をするときや、ネイルをオフするときにリムーバーを含ませて使用する。

ネイルニッパー
ツメの形を大まかに整えるときに使う。一般的なツメ切りよりも、ツメへの負担が軽減される。

エメリーボード・シャイナー
エメリーボードはツメの長さを整えるヤスリで、シャイナーはオフした際に地ヅメの表面を整える。

ファイル・スポンジバッファー
ファイルはオフやサンディングのときに、バッファーはツメの表面を整えたり、バリを取るときなどに使う。

ダストブラシ
ダストを払うときに使用する。固い毛のタイプと柔らかい毛のタイプを使い分けると便利。

キューティクルリムーバー・フィンガーボール
甘皮に浸透させて柔らかくし、取り除きやすくする。フィンガーボールとぬるま湯でも行える。

メタルプッシャー・ストーンプッシャー
甘皮を押し上げるときに使用。ストーンプッシャーはより安全で、ツメ周りのサンディングも可能。

ワイプ・キッチンペーパー
ルースキューティクルを取り除くときや、ジェルを塗る前の油分除去に使う。キッチンペーパーでも代用可。

キューティクルニッパー
余分な甘皮やささくれ、地ヅメに張りついたルースキューティクルなどをカットする、ネイル専用のハサミ。

ジェルクリーナー
ツメの表面についたダストや油分、未硬化ジェルの拭き取りに使う溶液。クレンザーと呼ばれる場合もある。

ベースジェル
最初に塗る、透明のジェル。地ヅメの色素沈着を防ぎ、カラージェルの定着を良くする。

カラージェル
べースジェルの後に塗る、色のついたジェル。マットやラメ、シアーなど、種類はさまざま。

トップジェル
仕上げに塗る、透明のジェル。光沢を出し、ネイルの持ちを良くする。パーツの接着にも使用。

ジェルブラシ
ジェル専用の筆。フラット、オーバル、ライナー、フレンチ筆など、さまざまなタイプがある。

ライト
ジェルを硬化させるライト。時短になるLEDタイプが主流で、仮硬化にも便利なハンディタイプなどもある。

ウッドスティック・つまようじ
はみ出たジェルを拭き取るときなどに使用。コットンを巻けば、コットンスティックにもなる。

ハサミ
コットンやワイプ、カットして使用するネイルアートアイテムなどに使う。小さめのものがオススメ。

ピンセット
小さなパーツを掴むときや、リムーバーを含ませたコットンをツメの上にのせるときなどに使う。

ジェルリムーバー
ジェルをオフするときに使う溶液。ツメの表面に軽く傷つけて染み込ませる。アセトンとも呼ばれる。

アルミホイル
ジェルネイルをオフする際、指先に巻きつけてリムーバーを浸透させる。パレットの代用としても。

キューティクルオイル
ツメ周りの皮膚の乾燥を防ぎ、栄養を与えてくれる、ネイル専用のオイル。日常使いするのが◎。
ネイルに関する疑問を解決!ジェルネイルのよくある質問
ジェルネイルをはじめてみると、いろいろな疑問点が出てくるもの。そんな「わからない」にお答えします!
注意点や上手くいかない原因を知って、ジェルネイルのスキルを上げましょう。
協力:Re Born Nail 橋爪由香さん
Q1:ジェルをオフするときの注意点は?
A:ジェルが浮いてきたからといって無理にはがすのは絶対にNG!地ヅメへの大きな負担になり、ツメが薄くなったり、二枚ヅメになりやすくなってしまいます。必ず専用の溶液を使用してオフするようにしましょう。
溶液が皮膚に長時間触れていると肌あれなどを引き起こすことも。溶液を含ませるコットンは、ツメのサイズに合わせてカットして使用しましょう。
Q2:ツメ元のキワにジェルを塗るのが難しい!
A:ツメ元のキワや、サイドはまわりの皮膚を下へ押し下げ、スキンダウンしましょう。スキンダウンをして、サイドは筆を立てて塗るとしっかりキワまで塗ることができます。
自分で塗る場合は、親指は人差し指の腹、それ以外の指は親指の腹で皮膚を押し下げると上手くスキンダウンできます。
また、事前のケアでキューティクルをキレイに処理しておくことも重要なポイントです。
Q3:ジェルがすぐに浮いてきてしまうのはなぜ…?
A:まず見直すところは、ジェルを塗る前の「プレパレーション」。ルースキューティクルをキレイに処理し、ツメのキワまでサンディングして、油分とダストを除去できているかをチェックしてみましょう。
ツメ先からはがれてきてしまう場合は、エッジにジェルが塗れていない可能性が。よく使う指先は、はがれやすい部分なので、しっかりとエッジを覆いましょう。
Q4:ネイルの表面が曇ってしまうのはなぜ…?
A:一番に考えられる原因は、未硬化ジェルの拭き残し。ワイプやコットンにたっぷりのジェルクリーナーを含ませ、ツメ元からツメ先に向かって引くように拭き取りましょう。
同じ面で拭き取りをしているとキレイに拭き取れないので、指一本ごとに拭き取る面を変えるのもポイント。
硬化が足りなかったり、トップジェルの量が少ない場合も、曇ってしまうことがあるので注意が必要。
Q5:LEDライトでUVジェルは硬化しますか?
A:ものによっては硬化することがありますが、ジェル同士の密着度やモチの良さを考えると不十分と言えます。表面は固まっていても、中まで硬化していないなんてこともあり、すぐにジェルが浮いてしまう原因になります。
各ブランドが推奨するライトや、対応ジェル、ライトの波長、硬化時間をしっかり確認して、正しく使うのが良いでしょう。
Q6:初心者にも塗りやすいカラーは?
A:薄いパール系のカラーは上品で重宝しますが、筆の跡がつきやすく、ムラになるのでなかなか難しいカラーです。
逆に濃いめのマットカラーは、しっかりと色がのるので初心者さんにもオススメです。
ムラになってしまった場合は、ラメを塗り重ねると目立ちにくくなります。
Q7:オフをしたらツメが白くなっちゃった!
A:ツメが白くなってしまうのは、主にアセトンなどのジェルリムーバーで、ツメの油分が失われることによる乾燥が原因です。
オフ後は、キューティクルオイルやキューティクルクリームなどで保湿をしましょう。
オフをするときに無理矢理ジェルを落とそうとすると地ヅメの層がはがれ、白く見えることも。専用の溶液でジェルを柔らかくしてから、優しくオフをしましょう。
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