
斜めがけ出来る使いやすいバッグで、中袋にカードポケットやファスナーポケットを付けました。中にお財布やポーチを入れなくても、そのままINできるのでとっても便利!本体はつまみマチタイプです。「シェブロン」のパターンで作りました。

「文庫本やスマートフォン、ハンカチなども入るので、これひとつでお出掛けできます。※別デザイン/着用図イメージ」

「内側のデザイン※別デザイン/イメージ」
用尺と材料
★出来上がりサイズ:18.5×27cm
・ピーシング用布各種 G用布 30×30cm
・片面接着キルト綿、裏打ち布 各50×35cm
・中袋用布 110×60cm(ポケット分含む)
・ループ用布 15×5cm
・ファスナータブ用布 10×5cm
・パイピング用3.5cm幅バイヤステープ 60cm
・脇の縫い代始末用4cm幅バイヤステープ 15cm
・接着芯 100×30cm
・30cm・16cmファスナー 各1本
・長さ130cmナスかん付き肩ひも 1本
製図と型紙(無料ダウンロードあり)
【パターンの構成図】A~Fの順に接ぐ

【中袋】

【ファスナーポケット 2枚】
※●の辺の縫い代は3cm
※裁ち切りの接着芯を貼る

【カードポケット(ア) 4枚】※(ア)(イ)共、裁ち切りの接着芯を貼る

【カードポケット(イ) 2枚】※(ア)(イ)共、裁ち切りの接着芯を貼る
型紙のダウンロードはこちらから
下記をクリックすると、型紙(PDF形式)が表示されますので、ダウンロード後に、ご自宅のプリンターなどで印刷して使用してください。
ATTENTION!
●A4サイズの紙で、縦で、倍率100%で印刷してください。
●型紙の無断転載や再配布、販売はご遠慮ください。
●型紙によるいかなるトラブルが発生しても弊社は一切責任を負わないものとします。
【型紙『パッチワーク「お財布ショルダー」をダウンロードする】
作り方
ループの作り方(裁ち切り)
1.キルティングし、周囲に出来上がり線を印す
01 ピーシングをしたトップにキルト綿と裏打ち布を接着※し、周囲の出来上がり線とキルティングラインを描きます。

02 キルティング後、周囲の出来上がり線を描き直します。パターンの場合はキルティングで縮んだブロックのサイズに合わせて。底中心とマチの位置も印します。
2.口をパイピングする
01 3.5cm幅バイヤステープの裏に0.7cmの縫い線を印し、口の印と合わせてまち針で留めます。

02 ミシンで縫います(まち針は縫う手前で外す)。テープに沿って余分を裁ち、縫い代をくるんでテープを折り、まち針で留めてまつります。この後でファスナーを縫い付けるので、少々大きな針目でもOK。
3.ファスナーを付ける
01 ファスナーと口に中心の印を付けておきます。ファスナーを口の裏に当て、中心を合わせてまち針で留めます。

02 ファスナーを開き、表の脇の印の1.5cm内側から星止めで縫います。歯の下の織り目の変わる位置を目安にして縫いましょう。

03 もう片方も同様に縫い付けます。
4.仕立てる
01 ループを作り、パイピングのすぐ下にのせて縫い代をミシンで縫って仮留めします。

02 底中心から中表に折り、表の印を見ながら脇をまち針で留めます。まち針を目安にして下のように縫い線を印します。

03 縫い線上をミシンで縫います。底から口に向かって縫いましょう。

04 縫い代を0.7cmに裁ち揃え、上部5cmほどを4cm幅バイヤステープでくるみます※。残りの縫い代にジグザグミシンを掛けます。

05 脇を中心にして折り、まち針で留めてマチの縫い線を描きます。ミシンで縫い、縫い代を0.7cmに裁ち揃えてジグザグミシンを掛けます。表に返し、「ファスナータブの付け方」を参照してファスナータブを付けます。
5.中袋を作る
01 布の表にも出来上がり線を描き、中心、底中心、マチ、ファスナーポケット付け位置(口側のみ)を印します。

02 カードポケット(ア)(イ)の布の裏に裁ち切りの接着芯を貼り、外表に二つ折りしてアイロンを当て、わ側にミシンステッチを掛けます。

03 (ア)を中袋にのせ、(ア)の下部をジグザグミシンで縫います。もう1枚の(ア)ものせて同様に縫います。最後に下部の縫い代を折った(イ)をのせ、下部を直線縫いで縫います。

04 仕切りの印を付け、二重にミシンステッチします。下から上に向かって縫い、戻って下まで縫います。

05 大きめに裁ったファスナーポケット布に裁ち切りの接着芯を貼り、2枚を中表に重ねて●の辺を残して縫います。縫い代を裁ち揃え(●辺は作業しやすいよう多めに残す)、へこんだ角の縫い代に切り込みを入れます。

06 縫い代を縫い目で折ってから表に返します。コロコロオープナーを使うときれいに折れます。アイロンを当てて整えたら上下をステッチし、中心と底中心を印します。

07 底中心から二つ折りして脇をL字に縫います。次に中心を合わせてファスナーを上部に当て、まち針で留めます。

08 本体のファスナーと同様に星止めで縫ったら、もう片方も同様に縫います。

09 両端は巻きかがりでとじます。

10 ファスナーポケットの●辺に出来上がり線を描き、中袋の付け位置にのせて印を合わせて仮留めします。次に中袋を底中心から中表に折って脇を縫います。

11 ポケットを引いてもう一方の脇にも同様に仮留めします。

12 脇を縫い、マチを本体と同様に縫います。
6.中袋を本体に付ける
01 中袋の口の縫い代を折り、本体に入れて中心→脇→その間の順にまち針で留めます。脇は縫い代をまたぐようにします。

02 ファスナーにまつり付けて出来上がりです。
手順のポイントの解説
★「キルト綿と裏打ち布を接着※」のやり方
◆片面接着キルト綿の貼り方
キルト綿の接着面を上にしてトップを重ねます。アイロンの設定温度をドライの中温にし、滑らせずに押し当てます。1カ所7~8秒ずつ当て、中心から外に向けて移動させましょう。アイロンをキルト綿の接着面に当てないように気を付けて。

*おすすめ「片面接着 キルト芯ソフト/日本バイリーン(株)」:ほどよい弾力と張りがあるので、バッグ作りに最適。

◆しつけの掛け方
キルト綿を貼ったトップにキルティングラインと出来上がり線を描き、下に裏打ち布を重ね、まち針で留めてしつけを掛けます。まち針は中心から留め、空気を押し出すように針先を外側に向けて。十字→対角線→その間→周囲の順にしつけを掛けます。3層を持ち上げないようにしましょう。

*しつけを掛けずにキルティングするには
01 キルト綿を貼って出来上がり線とキルティングラインを描いたトップの裏(キルト綿面)にスプレーボンドを吹きかけます。新聞紙を広めに敷き、キルト綿から20cmほど離して均一にボンドが付くようにします。

02 裏打ち布をのせ、中心から外に向かって空気を抜きながら平らにならして貼り合わせます。キルト綿を両面貼り合わせることでより張りが出て作品の仕上がりがしっかりします。しつけは不要です。

*おすすめ
パッチワークの作品の仮留めにおすすめなのが日本バイリーン(株)のスプレーボンド505。薄くスプレーするだけで十分に接着し、ミシンの針や糸がベタつくこともありません。スプレー後、15~20分なら貼り直し可能です。
★「バイヤステープでくるみます※」のやり方 (他作品を参考にします)
01 ファスナー端始末布を四つ折りして折り目をつけておきます。布の折り目と縫い線を合わせてファスナー端にのせ、縫います。

02 縫い目に沿って布を表に返し、端を折ります。

03 縫い代をくるんでまち針で留め、ずれないように指でしっかり押さえながらまつります。
パッチワークの手作りレシピをもっと見たい方におすすめ!
「初心者のためのパッチワークバッグレシピ」では、今回紹介したレシピ以外にもたくさんのパッチワークのバッグの手作りレシピをわかりやすく丁寧に紹介しております。