
1坪でできる野菜作りの中から、おすすめのレシピをご紹介!ここでは、煮っころがしなどでおなじみの「サトイモ」の基本情報、種まき時期、育て方など、上手に作るためのコツを解説していきます。暑さに強く乾燥に弱いのが特徴です。
サトイモとは?(特徴)
サトイモは、東南アジアをはじめ、温帯・熱帯地域で栽培されている野菜です。煮物としてはもちろん、お汁の具材としても人気です。特有の粘り気をもっています。
【基本情報】
・輪作:3~4年
・成育適温:25~30℃
・株間:45cm
育てるスケジュール(カレンダー)
上手に育てるためのポイント
・高温多湿を好み、乾燥には弱い。
・土寄せをして乾燥を防ぎ、夏に乾燥が続くときはたっぷりと水やりをする。
・土寄せを行うとよく太った子イモができる。
・霜が降りるとイモが傷むことがあるので、収穫は霜が降りる前までに行う。
土づくり・畝づくり
土づくり:植えつけ2週間前に苦土石灰100g/平方メートル、植えつけ1週間前に堆肥1㎏/平方メートルと化成肥料300g/平方メートル
育て方
1 植えつけ ★4月下旬~5月
01 株間45cmに深さ10~15cmほどの穴を掘る。穴に種イモの芽を上にして植えつける。

02 土の表面から種イモの先端までの深さが種イモの長さと同じになるように調整し、土をかぶせて表面を軽く押さえる。
2 追肥・土寄せ① ★5月下旬~6月下旬
01 本葉が3~6枚出たら追肥をする。畝の両脇に溝を掘り、1平方メートル当たりひと握り(20~30g)の化成肥料を溝に施す。

02 追肥後、溝を埋めるようにしながら、株元が山になるように土寄せをする。
3 追肥・土寄せ② ★6月中旬~8月中旬
01 子株がいくつか出てきたら、2回目の追肥をする。畝の両脇に溝を掘る。

02 1平方メートル当たりひと握り(20~30g)の化成肥料を溝に施す。

03 溝を埋めるように土を戻し、株元がさらに高くなるように土寄せをする。(一度に土を寄せ過ぎるとイモが小さくなるので、このように2回に分けるのがポイント。)

★Point! 土寄せで子株に土をかぶせる
子株の下には子イモがついている。子イモ・孫イモを太らせるためには子株にしっかりと土寄せをする。
4 収穫 ★10月~11月上旬
01 霜が降りるとイモが傷むことがあるので、葉が枯れはじめたら、霜が降りる前までに収穫をする。まずは、カマを使って地上部をすべて刈り取る。

02 株元から少し離れた場所にスコップを入れて土を掘り起こし、手で慎重に掘り上げる。イモは親イモ、子イモ、孫イモに分けておくと使いやすい。
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