
生のままサラダとして食べたりお鍋の具材にしたりと、様々な調理方法が楽しめる「ミズナ」は、プランターでの栽培にとても向いています。京菜とも呼ばれ、シャキシャキとした歯ごたえが人気です。ここでは、基本的な特徴から育て方を画像付きで解説します。
ミズナ 基本情報
・アブラナ科
・スタート/春~秋
・発芽適温/20~30℃
・水やり/毎日
・日当たり/良い場所
・土/水はけが良い
【特徴】
・アブラナ科でハクサイやカブと同じ種です。
・「土と水があれば育つからミズナ」と言われるほど、栽培が簡単。
・水切れに注意すれば半日陰でも育つため、ベランダ栽培に向いています。
・厳冬期をのぞき、ほぼ通年で収穫ができます。
・葉のやわらかい冬が旬ですが、追肥をしすぎると葉が硬くなってしまうので気をつけましょう。
種まきと収穫に適した時期
■種まき:3~10月頃 ■収穫:5~12月頃
準備するもの
★★Total金額の目安:約700円
・プランター[小型~標準]

・培養土

・種

土は元肥が入っているものを選びましょう。
夏は食害にあいやすいので、種まき後すぐに防虫ネットをかけます。
成育に時間がかかるため、厳冬期はポリ袋で覆うなどの防寒対策をしましょう。
育て方
◆ステップ1 種まき
土に5mm程の溝を2本~3本つくり、1cm間隔で種をまく。条間は10cm~15cm程あけると良い。

1cm~2cm程、間隔をあけながらまく。これにより、間引き作業が行いやすくなる。

種全体が見えなくなるまでまき溝の周りの土を種の上に少し厚めにかぶせ、種と土をよく密着させる。3日~4日程で発芽する。
◆ステップ2 間引き
本葉が3枚~4枚程まで育ったら1株おきに間引いていく。株が小さい場合は手で抜いてしまっても良いが、他の株に気をつけて丁寧に作業すると良い。

1度目の間引きから1週間~2週間後に、葉と葉が重ならない程に2回目の間引きをする。

根元からハサミで切り取り、間引く。間引き菜はサラダの彩りに。何回か繰り返す。
種まきから春まきは約2か月後、秋まきは3か月~4か月後、葉丈が20cm~25cm程まで育っていれば収穫適期。

収穫する際は、根元をハサミで切り取るか、株元から引き抜く。外葉からかきとるように収穫すれば長く楽しめる。

20cm~25cm程のミズナは、生で食べれるが、それ以上育つと茎がかたくなってしまうので火を通して食べた方が良い。
水菜と同じ京野菜の仲間
◆京都壬生菜(きょうとみぶな)
葉が細長く、へらのような形をしていることが特徴。同じ方法で栽培可能。
◆エビイモ
里芋の一種で、縞模様と形がエビに似ていることから、エビイモと名付けられた。
子イモの数を多くしないよう、4回~5回の土よせを行う。
◆聖護院ダイコン(しゅうごいんダイコン)
球形で甘く、苦みが少ないダイコン。肉質がしまっていて、煮崩れしないのが特徴。
深めのプランターを使えば、同じ方法で栽培可能。
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