地域のファミリー層を対象とした交流イベント「レッズランドキッズフェスタ2025」が5月5日、浦和レッズが運営するスポーツ施設「レッズランド」(さいたま市桜区下大久保)で開催された。(浦和経済新聞)
ブラインドサッカーにチャレンジ
今回で4回目となる同イベント。今年は「さいたま市教育委員会」が後援し、市内エリアの小学校にイベントを周知した結果、初めてレッズランドを訪れた子どもやその家族など約1400人が参加した。「子どもたちのために」を合言葉に、さいたま市を拠点とする「レッズランド育みパートナー」企業の「浦和ラグビースクール」や「埼玉県障害者陸上競技会」などから約120人の運営スタッフが集まった。
地元の子どもたちとその保護者を対象に、「子どもたちが全力で遊ぶ」をテーマにプログラムを構成。ラグビーのトライや野球のティースタンドを使ったフルスイングチャレンジなどの球技スポーツをはじめ、フレームランナーや車いすレーサー、ブラインドサッカーなどのパラスポーツの体験、バルーンアートやドローン操縦体験、子ども食堂のキッチンカーによる飲食エリアなど多様な体験型コンテンツを提供した。
協力団体として参加した浦和ラグビースクールの宮田コーチは「たくさんの子どもたちに、広いグラウンドでラグビーを体験し、知ってもらうことができて良かった。今後ともレッズランドとタッグを組んで、地域のスポーツの発展を盛り上げていきたい」と意気込む。
レッズランドに初めて来場した浦和区在住の小学4年の男児は「同じ市内にこんなに緑がたくさんあって、スポーツができる場所があることは知らなかった。初めてドローンを操縦したり、ラグビーのトライに挑戦したりできたりして楽しかった」と振り返る。
イベント統括の小尾優也さんは「子どもたちにとって『また行きたい』と思える思い出作りの場になれば」と話す。