5月12日~18日の「民生委員児童委員の活動強化週間」に合わせ、福生市民生委員・児童委員協議会が5月9日、加藤育男市長と板寺正行社会福祉協議会会長を一日民生委員に委嘱し、市内の子育てサロン活動に参加した。(西多摩経済新聞)
同市役所で行われた委嘱式で同委員協議会の佐々木京子会長は「昨年の啓発物の配布活動で、高齢の方から『市長は民生委員をなさっている』と声をかけられ、『一日民生委員です』と答えると、とてもうれしそうな顔をしていた。市長、社会福祉協議会会長に活動してもらったことが市民と民生委員・児童委員をつなぐ、いいきっかけになった」とあいさつ。
加藤市長は「赤ちゃんへの読み聞かせなど毎年楽しみにしている。民生委員・児童委員の活動は年々重さを増す一方、成り手不足が課題になっている。弱者に寄り添う大切な活動に敬意を表したい」と感謝した。
委嘱式後、加藤市長と板寺会長は扶桑会館で行われている子育てサロン活動に参加。絵本の読み聞かせなどを行い子どもたちとふれ合った。次いでJR福生駅駅頭で啓発物を配布し、民生委員制度のPR、民生委員・児童委員活動の意義や重要性について周知した。
同協議会では、2017(平成29)年に初めて市長や社会福祉協議会会長による「一日民生委員・児童委員」活動を実施した。同取り組みは翌年から広がりを見せ、東京都民生児童委員連合会の依頼により、都内全域で「民生委員・児童委員の日」に合わせて実施するようになった。
同市の民生委員・児童委員は現在、44人が活動する。
同市は、「民生委員・児童委員の日活動強化週間」に当たり、民生委員・児童委員PR動画を制作した。委員の活動に密着し、役割と活動を紹介し、インタビューで活動に対する思いなどを聞いている。市の公式動画チャンネル「福生市メディアラボ」で公開している。