長崎・築町に「つきまち長崎横丁」 飲食店10店が並ぶにぎわい拠点に

  • 2025年4月24日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 「つきまち長崎横丁」(長崎市築町)が4月25日、グランドオープンする。(長崎経済新聞)

 鏡開きで開業を祝う関係者ら

 2023年5月、長崎文化放送(以下NCC=長崎市茂里町)を中心に横丁イベント「つきまち横丁」を常設化することで「魅力あふれる長崎の食で長崎のまちなかエリア(思案橋、浜町、築町、銅座町など)を盛り上げよう」と「長崎つきまち横丁推進協議会」が立ち上げられた。同協議会には長崎市や長崎県、築町市場などがある商業施設「メルカつきまち」を運営する長崎つきまち(築町)、F.デザインNAGASAKI(鍛冶屋町)などのほか、市内の企業や団体が参加し、実証事業を重ねながら準備を進めてきた。

 築町は長崎開港当時から各藩の番船が並び、「長崎の台所」として貿易港・長崎の一翼を担う町として発展。1924(大正13)年10月1日に長崎市の公設の「築町市場」として営業を始め、市民に親しまれてきた。1998(平成10)年に新しい食の発信基地「メルカつきまち」が誕生し、地階に鮮魚店など生鮮食品を扱う40店が移転。昨年、100周年を迎えたが、現在では14店に減少している。

 「街中の活気あるたまり場」をテーマに長崎の食や県産酒を楽しめる同施設。エントランスには和傘や中国ちょうちん、ステンドグラス風の装飾を施す。施設には「立ち飲みサイショノバンサン」「ライブレストランSUNNY」「ナチュラルダイニングSmile」、海鮮を楽しめる「長崎海鮮亭」「アンク」、長崎和牛焼肉「ゆいまーる築町店」、長崎かんぼこ(かまぼこ)とラーメンの「ひかり亭」、一口ギョーザと揚げ物の「AGE2(アゲアゲ)」、長崎風お好み焼きの「3匹の子ぶた」、長崎ちゃんぽんおでんなどを提供する「スナックCandy」の10店舗が並ぶ。隣接する築町市場の鮮魚店やかまぼこ店、うなぎ店などから3品まで持ち込んで食べることができる「もってこいメシ」の仕組みも取り入れた。

 22日に行われたオープニングセレモニーでは関係者らが鏡開きで開業を祝った。式典であいさつした鈴木史朗長崎市長は「長崎駅周辺で生まれるにぎわいを、浜町を中心とするまちなかエリアにつなげていく重要な拠点になれば」と期待を込める。

 営業時間は11時30分~22時。月曜定休。もってこいメシは日曜を除く17時まで利用できる。

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