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カフェバー「IDEAR(アイディアー)」(松本市城東1)が松本・裏町の花里ビル3階にオープンして2カ月が過ぎた。(松本経済新聞)
サブカルをテーマにした棚
店舗面積は約12坪。カウンター8席とボックス席を備える。以前スナックだった店舗を、レトロな雰囲気のソファやカウンターはそのままに、壁紙を貼り直すなどして改装した。店主の小澤遼さんは「他の階にも空いているテナントがあって内見したが、『昭和感』が気に入って決めた」と話す。
棚には、映画、アート、アニメ、ゲーム、音楽、漫画、アイドル、哲学、オカルトなど幅広いジャンルの本やグッズが並ぶ。「ニッチな話題から社会問題、地域課題、生き方まで、サブカルをテーマに、属性が合う人が集えれば」と小澤さん。
コーヒーやオレンジジュースなどのソフトドリンク(500円~)、クラフトビールやハイボール、カクテルなどのアルコール(700円~)を用意する。チャージ料は500円。フード類の持ち込みや、出前にも対応する。
小澤さんは松本市出身。10年ほど東京で暮らした後、2020年にUターンした。「いろいろなことをやりたい性格。いつかそれを集めたような場所を作りたいと思っていた」と振り返る。昨年末、同ビルを所有するNPO法人「まちとコラボ」を紹介され、開業を決めた。「裏町を『松本の下北にしたい』という同法人のコンセプトに共感した」とも。
店舗名には「I(私)」と「DEAR(あなた)」という意味を込め、イラストの女の子は小澤さんがずっと好きだというキャラクターを基に、AIで作成した。オープン後は20~40代の客が多く、中には本やグッズなどを飾っていく人もいるという。「リアルでローカルなつながりが生まれる場を作りたい。さまざまなものが交ざり合い、化学反応が起これば、地域活性化にもなるはず」と意気込む。
営業時間は16時~23時。月曜定休。