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空き家の有効活用や管理を手がける「シロウトニケ」(京丹後市網野町島津)が5月1日、お試し住宅「ニケ荘」(網野町島津)1階居住スペースの入居者募集を始めた。(京丹後経済新聞)
壁は、地域住民と緑と青のカラフルな色に塗装した
同施設は、移住を希望する人のために、アパートがなかった島津に気軽に住めるシェアハウスとして元機織工場をリノベーションして2階部分を整備し、2023年5月に運営を始めた。2024年に京丹後市が運営していた島津地区のお試し住宅が廃止されたことを受け、同団体で移住支援に取り組む小林朝子さんが「移住希望者や関係人口の人で、中長期的に丹後に住みたい人が島津に滞在するきっかけを作りたい」と、同施設の1階部分をお試し住宅として使えるように整備し、今回募集を始めた。1LDKで、1人から家族まで幅広い層を入居対象とする。
同社社長の坪倉睦男さんは「一人暮らしや家族での移住のお試し、仕事による短期滞在などにも活用してほしい」と話す。
今回の募集を機に、共有部分が苦手という住人の意見を踏まえ、玄関や水回りを別々に使えるよう、リノベーションを行った。リビングや寝室の壁は地域住民とともに緑と青の塗料で塗装した。
坪倉さんは「大家さんが隣に住んでいるので、困ったことがあればすぐ相談できる。地域になじみやすいよう、移住者同士や地元住民との交流イベントも定期的に企画している」と話す。
同施設は、家具家電、Wi-Fi、宅配ボックスを備え、駐車場は住居横に軽自動車2台分のスペースを用意。家賃は月額4万5,000円で、共益費は2万円。共益費には電気、ガス、水道のほか、Wi-Fi使用料も含む。