地元産の野菜を販売する「春日部マルシェ」が5月19日、春日部市役所1階ロビーで開かれた。(春日部経済新聞)
【写真】米も並ぶ
閉店した農産物販売所に代わる販売の機会創出や、市内で生産された農産物のPR、農業への関心を高めてもらうことを目的に、2023年4月に始めた月例の販売会。春日部農産物直売協議会に加入している農家4、5軒が出店し、主に露地栽培の旬の野菜を10~20種類販売する。
同協議会副会長の齋藤昭雄さんは「市役所以外の場所でも直売しているが、スーパーなどでの販売価格よりも安い。直売することで、お客さまと話ができ、ニーズも分かる。そこから、次に何を作ろうかと考えることができる。例えば、作ったことがない野菜を作るのは、私たちは勉強になるし、お客さまが喜んでくれるのはうれしい。今朝採った、タイムラグが少ない地元野菜を知って食べてもらえたら」と話す。
この日は11時の販売開始前から列ができ、21人が並んだ。10時15分から並んでいたという女性は「新鮮な野菜が安く買えるので毎月来ている」と話す。
市環境経済部の浜村三博次長は「野菜の価格高騰や、遠くに行かなくても新鮮な野菜が買えることから、回を重ねるごとに販売会の認知度が上がってきた。キャッシュレスにも対応しているので、もっと客層が広がり、認知度も上がれば」と話す。
原則、毎月第3月曜に開く。次回は6月16日。11時から。