清水町総合運動公園多目的グラウンド((清水町伏見)で4月29日、第3回静岡県ホッケーカーニバルが開催された。(沼津経済新聞)
6歳から78歳まで150名の参加者
同大会は静岡県内のホッケー競技人口の拡大と生涯スポーツとしての普及を目的に2023年に静岡県ホッケー協会が企画。静岡県内の16チームが3つのリーグに分かれて、大人から子供まで熱戦を繰り広げた。結果は一般男子の部が清流クラブ、混成の部が清水中男子B、チャレンジホッケーの部がSHC JBがそれぞれ優勝した。
チャレンジホッケーの部に参加した長泉ホッケースポーツ少年団キャプテンの佐藤巧太朗くんはホッケーの魅力について「打ったボールのスピードが速いので、ほかのスポーツよりも試合の展開が早いのがおもしろい。自分はドリブルが好きなので相手を抜いてシュートを決められると楽しい」と話した。
明治大学在学中に日本代表に選ばれメキシコオリンピックに参加した経験を持つ上村幸夫さんは、沼津東高校ホッケー部のOBチーム「香陵クラブ」で参加した。上村さんは「当時は今と違って、大学生が日本代表の中心だった。今は当時とは比較できないくらいたくさんの子供がホッケーをやっているが、高校のホッケー部がもう少し増えてくれるといいと思う」と語った。
主催者の静岡県ホッケー協会の田中健一会長は「今日の参加者は150人で、6歳から78歳までと非常に幅広い。ホッケーはサッカーや野球と比べると競技人口が少ないが、その分、多世代で交流できる良さもある。今後、これまで以上にホッケーを普及させていくためには、高校のホッケー部OBの交流の場を増やして、生涯スポーツとして楽しめるようにしていくことも必要と考えている。」と話した。