日向でドラマ「虎に翼」の吉田恵里香さんがトークイベント　九州初登壇

　ドラマ「虎に翼」の脚本家・吉田恵里香さんを迎えたトークイベントが6月1日、日向市文化交流センター（日向市中町1）大ホールで開催される。主催は日向市、日向市人権・同和問題啓発推進協議会。（日向経済新聞）

　「法の下の平等」について書かれた憲法14条1項を書く日向高校書道部の生徒

　演題は「エンタメで描く 自分らしく生きること～『はて？』からつなぐ未来へ～」。吉田さんによるドラマ「虎に翼」は、NHK連続テレビ小説（通称「朝ドラ」）で2024年4月～9月に放送された。日本初の女性弁護士の一人をモデルにしたオリジナル脚本で、伊藤沙莉さんが主演した。昭和初期の日本で、ヒロインが男性中心の社会で違和感を持ったときに思わず口から出る「はて？」が話題となり、流行語大賞にノミネートされた。吉田さんが九州で講演を行うのは今回が初めて。

　企画した日向市地域コミュニティ課人権・同和行政・男女共同参画推進室の児玉美幸さんは「ジェンダーギャップや性差に関する思い込みなど、普段見聞きしてもスルーしてしまうことに気付く機会になれば。事前に吉田さんに聞いてほしい質問を募集し、市民の皆さんが送っていただいたものは当日、司会を務める男女共同参画推進委員の足立佳代さんが聞く。吉田さんは子育て中で、いろいろな問題や課題を、エンターテインメント作品を通してい広く知ってもらおうと考えている」と話す。「日向高校書道部に憲法14条1項の『法の下の平等』についての条文を書いてもらい、当日は壇上に掲げる。その他、4つの県立高校の生徒がボランティアとして運営を手伝ってくれる。未来について考える時間にもなれば」と期待を込める。

　開催時間は13時～14時30分（開場12時）。無料。申し込み不要。