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「ミュージックアート北野印房」10周年記念コンサート「DUO−語りと紡ぐ」が6月8日、白山市松任学習センタープララ(白山市古城町)で開かれる。(金沢経済新聞)
音楽やアートイベントを行うサロン「ミュージックアート北野印房」(金沢市広坂1)を運営するピアニストの清水史津さんが企画。オーケストラ・アンサンブル金沢に所属するバイオリニストのトロイ・グーギンズさんとのデュオ演奏に加え、金沢でナレーターとして活動するあざみゆみこさんの朗読劇を披露する。
第1部は「ウイーンの風」と題し、モーツァルトの「トルコ行進曲ピアノソナタKV331」や「ピアノとバイオリンのためのソナタKV304」などを演奏。第2部は「能登の風景・北欧の光」と題し、清水さんが作曲したオリジナル曲「雨」「光」「巡」などを演奏し、全てのプログラムをあざみさんの朗読でつなげる。
「ミュージックアート北野印房」は、父親が生前に60年余り営んでいたはんこ店を清水さんが金沢市の中学校教諭を早期退職して引き継ぎ、2015(平成27)年、サロンに改装して開業した。清水さんによると、父親は「はんこ店は継がなくてもいいが、心を継いでほしい」と話していたという。10年を振り返り、清水さんは「父の言う『心』とは、客と自分の双方がプラスになる仕事をするということ。相手に喜んでもらうということは簡単ではないが、これからも精進していきたい」と話す。
会場で当日、清水さんが音楽を担当した珠洲市を舞台にした映画「近いようで遠い、まだどちらでもなく、それでも境界線にある光」(楠彩監督、2017年公開)のサウンドトラックCDを販売し、売り上げの全額を能登半島地震の復興支援金として寄付する。
料金は3,000円(高校生以下は1,500円)。石川県立音楽堂チケットハウスのほか、当日会場で販売する。