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JR津田沼駅から徒歩5分ほどの場所にある東部公民館(船橋市前原2)がリニューアルオープンして、6月1日で2カ月がたった。(船橋経済新聞)
連絡所に新設した図書コーナー
同館は駅から近いこともあり、年間利用者は約8万人と、市内公民館の中でも利用者数はトップクラスを誇っていた。1953(昭和28)年に市公民館前原分館として開館後、1977(昭和52)年に現在地で新築開館。2001(平成13)年の津田沼連絡所併設を経て、2023年10月より大規模改修工事が行われていた。
「船橋市内でも公民館をこれだけ大規模にリニューアルしたのは、最近ではここが初めて」と話すのは館長の金子恭将さん。「当館を利用していた地域団体や地域の方に集まっていただき、リニューアルに当たっての意見交換会も行った」と振り返る。
意見を取り入れて新設したのが、防音対策も備えた「音楽室」。収容定員30人の室内には、アップライトピアノ1台を常設しているほか、大きな鏡も備える。鏡があることで、ダンスなどにも使える。「最近は公民館が個人利用もできるようになったことから、音楽室を一人で使い、楽器の練習などをする人もいる」と金子さん。
そのほか、和室よりも椅子の用意もある洋室の利用者が多かったことから、和室だった部屋はカーペットを敷いた部屋へと変更。以前より利用率も高くなっているという。
公民館の部屋は予約や申し込みが必要だが、駅から近い立地でもあることから、「予約などなくても子育て中の方などにも気軽に立ち寄ってもらえるよう、ベビーマットを敷いたフリースペース、授乳室も設けている」と話す。
公民館に併設する津田沼連絡所もリニューアルし、「図書コーナー」を新設。書籍の閲覧ができるようにもなった。
「1年半にわたり休館したことで、利用者の方々には大変不便な思いをさせてしまった。リニューアルオープンしたことで、地域の方々により楽しく利用してもらい、地域のコミュニティーや地域の皆さんにとっても使い勝手のよい場所になれば」と金子さん。