府中市は5月24日、「第25回夏季デフリンピック競技大会東京2025」開催半年前を記念して「東京2025デフリンピック体感フェス 手話とスポーツでつながる」を郷土の森総合体育館(府中市矢崎町5)で開催する。(調布経済新聞)
デフバドミントンをプレーする沼倉千紘選手 ©一般社団法人日本デフバドミントン協会
デフリンピックはろう者(Deaf)による国際総合スポーツ競技大会で、11月15日~26日に都内各地(一部競技は静岡県と福島県)で行われる。府中市では郷土の森総合体育館でレスリング(フリースタイル・グレコローマン)、調布市では京王アリーナTOKYO(=武蔵野の森総合スポーツプラザ、調布市西町)でバドミントン競技を実施する。
府中市聴覚障害者協会協力の下で開催する同イベントでは、デフアスリートによるトークセッションや選手との交流、デフ競技の体験、同協会によるミニ手話体験を行う。デフ競技体験では耳栓などを装着して、レスリング、バドミントン、バスケットボール、ビーチバレーボール、陸上競技に挑戦できる。ゲストは、デフレスリングの船川真央選手と三浦桂吾選手、デフバドミントンの沼倉昌明選手と沼倉千紘選手、デフバスケットボールの三瀬稜史選手と川口彩雄選手、デフビーチバレーボールの伊藤碧紀選手と堀花梨選手。司会は手話表現者の西脇将伍さんが務める。
障害者と家族をサポートする「地域生活支援センターみ~な」の長崎さんは「手話通訳を交えてデフスポーツを紹介するので、どなたでも気軽に参加してほしい。実際にデフリンピックが行われる会場でデフアスリートと触れ合いながら体験することによって多くの人に関心を持ってもらえたら」と話す。
開催時間は13時~15時。参加無料。参加者は体育館履き、汗拭きタオル、水分補給用の飲料を持参する。