スナックの店舗で昼の時間帯に営業する「喫茶ハーバー」(調布市布田1、TEL 042-487-2877) が4月17日、調布駅近くの百店街にオープンした。(調布経済新聞)
「喫茶ハーバー」のむつみさん
開業40年以上のスナック「ハーバー」が、昼の時間帯にカフェとして営業する同店。同店に約14年間勤務しているむつみさんは、旅先では必ずカフェを訪れるほどカフェ巡りが趣味で、得意の菓子作りを生かし、いつかカフェを開くのが長年の夢だった。同店2代目ママの幸子さんに相談すると、「空いている昼の時間を使ってみては」と提案され、念願だったカフェを「ハーバー」の昼部門としてオープンした。
自身のコーヒーと紅茶の知識や技術を深めるため、オープンまでに「カーサバリスタ」「ティースペシャリスト」の資格を取得したむつみさん。旅先のカフェで出合った「コーヒー急須」を使い、ペーパーフィルターを使わずに豆のオイルをダイレクトに抽出し、「濃厚でコクのある味」に仕上げる。京王線沿いにはコーヒーの自家焙煎(ばいせん)店が多くあることから、むつみさんが足を運んで選んだ豆を「気まぐれスペシャルコーヒー」として提供する。
店舗面積は約7坪で、カウンター8席を用意。「体に優しいスイーツ」をコンセプトに、米粉などを使ったグルテンフリーのスイーツのほか、甘酒で炊いた自家製の発酵あんをベースに、「コーヒーに合う和菓子」も手作りする。メニューは、「あんバターどら焼き」「チョコレートようかん」「レモンケーキ」(以上600円)などの和と洋のスイーツを週替わりで用意。ランチには、「キーマカレー」「欧米ポーク」(コーヒーまたは紅茶付き、1,200円)などの手作りカレーを週替わりで提供。ドリンクメニューは、「ブレンドコーヒー」(600円)、コーヒー豆専門店「パオコーヒー」(西つつじケ丘)から仕入れた「ディカフェ」(650円)、「気まぐれスペシャル」(900円)のほか、伊勢茶を使った「和紅茶」(700円)、「水だしアイス」(750円)を用意する。
むつみさんは「女性はスナックに入るには少し勇気がいると思うので、おいしくて体に良いものを食べに昼間の時間に来てもらい、スナックの非日常的な空間を体験してもらえたら」と呼びかける。
営業は木曜~土曜の11時~15時(カレーは売れ切れ次第終了)。