調布市にある武蔵野の森総合スポーツプラザ(調布市西町290)が5月1日、ネーミングライツ制度を導入し、「京王アリーナTOKYO」として新たなスタートを切った。(調布経済新聞)
「京王アリーナTOKYO」メインアリーナ
同施設は2017(平成29)年、味の素スタジアムに隣接する形でオープンした約1万人を収容できる屋内施設で、メインアリーナ、サブアリーナのほか、プール、ジム、会議室などを備える。2021年の東京2020オリンピック・パラリンピックでは、バドミントンや近代五種、車いすバスケットボールの会場になるなど、主にスポーツや音楽イベントが行われ、バスケットボールでは男女トップリーグをはじめ、学生リーグなどのさまざまなカテゴリーの拠点にもなっている。
京王電鉄は、同施設が京王線・飛田給駅を最寄り駅としていることなどから、開催される女子バスケットボール「Wリーグ プレーオフ」に、2022年の第24回大会から冠協賛し、地域と連携した来場者へのサービスイベントなどを継続しているほか、昨年はeスポーツ大会の協賛やイベントを開催するなど、沿線のスポーツに関する取り組みと、「沿線における魅力的なまちづくり」を推進している。その一環として、今回、命名権取得した。契約期間は2028年3月末まで。
同社都村智史社長は「これまで、沿線地域の活性化や子どもたちの成長支援などに取り組んできた。新たに『京王アリーナTOKYO』として、さらに地域の皆さまに愛され、楽しめる施設になるよう取り組んでいく。運営する東京スタジアムとのパートナーシップの下、これまで以上に連携を強化し、スポーツやエンターテインメントを通じてまちの魅力を向上させ、子どもたちの笑顔があふれるまちづくりに貢献していく」とコメントする。