飯塚で2万人以上を動員した組踊「息吹」上演へ プレ公演「火付けの会」も

  • 2025年5月15日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 現代版組踊「息吹」福岡公演のプレ公演「火つけの会」が5月10日・11日、飯塚市文化会館イイヅカコスモスコモン(飯塚市飯塚)で開催された。(筑豊経済新聞)

 ディスカッションタイムの様子=「息吹」プレ公演「火付けの会」(写真提供=現代版組踊「息吹」福岡公演実行委員会)

 現代版組踊は、沖縄の伝統芸能「組踊(くみおどり)」の様式をベースに、現代的な「音楽」「舞踊」「せりふ」の3つの要素で構成する舞台形式で、演劇を通した人材育成と地域おこしを目的に行われている活動。これまで全国30カ所、73公演、観客総数2万2798人を動員している。「一生懸命はかっこいい!」を合言葉とし、全国17カ所で稽古を重ねる子どもたちが、公演1週間前から福岡に前入りし、寝食を共にしながら稽古を行い本番を迎えるという。

 福岡の公演は初となり、8月16日・17日に開催。今回は、そのプレ公演として「火付けの会」が行われ、380人が参加。現代版息吹の出演者は福島、埼玉、鹿児島、沖縄から43人が参加した。

 福岡公演実行委員長を務めるスカイワードの社長の松尾直幸さんは「福岡の子どもたちがたくさん参加してくれて励みになったが、夏の本番公演の集客目標は3200人なので、ハードルが高いと実感している。参加者の方々には、まさに『火付けの会』の名に相応しく、心に火が付き、8月の公演も応援したいと言ってもらえた。それほどエネルギーにあふれた舞台であることを再確認できた」と話した。

 同公演に参加した阿羅田安莉さんは「本当に本気の姿を見て、一生懸命やっているのが伝わって、感動した」と振り返った。槻木宏美さんは「家族で行った。ひたすら真っ直ぐな自己表現と純粋無垢な笑顔に心が震え、自然と涙がこぼれた。「息吹」を演じる子どもたちは、深く難しいテーマを熱く、堂々と表現していた。その躍動感は圧巻で、まるでその時代にタイムスリップしたかのような迫力だった。8月の本公演が楽しみ」と期待を込めた。

 本公演は8月16日・17日の2日間、飯塚市文化会館イイヅカコスモスコモン(飯塚市飯塚)で行う予定。18歳以下無料。

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