イベント「ちばフェアトレードマーケット2025 in 千葉公園・芝庭」が5月25日、千葉公園(千葉市中央区弁天4)で開かれる。(千葉経済新聞)
2月に市庁舎で開催されたフェアトレードマーケット
フェアトレードは、原料や製品を適正な価格で継続購入し、生産者や労働者の生活改善・自立を目指す貿易の仕組み。イベントを主催するのは市民有志による任意団体であるフェアトレード推進グループ。千葉市では現在、2026年度のフェアトレードタウン認定に向けて普及・啓発に取り組んでいる。
当日は、発展途上国の生産者や労働者の生活水準を向上させることを目的した「インターナショナル・フェアトレード(国際産直)」、地場の生産者や産業の活性化を支援する「ローカル・フェアトレード」、障害者が生産する製品やサービスを適正な価格で取引する「チャレンジド・フェアトレード」の3分野で商品を販売する。
参加団体は、「エシカル消費の教育と啓発活動」の研究活動を行う千葉商科大学CUCエシカル学生クラブ、農業のほか農産加工品の企画開発などを行う「ファームサポート千葉」、土気あすみが丘プラザに店舗のある「ちばフェアトレードカフェ&ショップ」など。
音楽イベントやフェアトレードファッションを紹介するミニステージも展開する。
会場内の「Yohas(ヨハス)の寺子屋」では、フェアトレードについて学ぶ「はじめてのフェアトレード講座&ワークショップ」(参加費=100円)を開催する。先着順。
千葉市国際交流課の寺井隆さんは「芝庭の温かみのある雰囲気は、『地球と地域と人に優しい暮らし』の価値観と相性が良い。フェアトレードマーケットは特別な誰かではなく日常を送る全ての人に向けた取り組み。気軽に立ち寄ってもらえたら」と話す。
開催時間は11時~16時。