パンナコッタ / (C)Satoru/KADOKAWA
管理栄養士、学術博士であり、また3人のお子さんのお父さんでもあるSatoruさん。
提案するスイーツのレシピは、「混ぜる」が基本です。なるべく手順をシンプルにして、すべての重要ポイントを解説。しかも、できあがりがバツグンにおいしいものばかり。
素敵なお菓子を作りたい方はもちろん、お菓子作りは難しそうと敬遠していた方、なかなか思い通りに仕上がらない方も、参考にしたいポイントがたくさん!
SNSで10万人以上が絶賛するお菓子研究家・Satoruさんによる、見た目も味も感動するスイーツレシピをご紹介します。
※本記事はSatoru著の書籍『ほぼ混ぜるだけで【感動】スイーツ』から一部抜粋・編集しました。
フルーツやコーヒーと合わせても◎ ! / (C)Satoru/KADOKAWA
生クリームなしでも練乳でコクのある味わいに
パンナコッタ
ほぼ混ぜるだけでおいしいパンナコッタが作れます。練乳を使うことで、やさしい甘さと牛乳の濃厚なコクをプラス。そのままでも、フルーツやコーヒーと合わせても◎ !
【材料】
容量300mlのグラス2個分
A 牛乳……420g
練乳(加糖)……150g
アガー……6g(ふやかさずに使える顆粒ゼラチン6gでもOK)
バニラエッセンス……好きなだけ
【作り方】
▽ひと晩冷やし固めるため、食べたい前日にはスタート
【ゼリー液を作る】
1. 小鍋にAを量って入れ、泡立て器で混ぜる。
2. 中火にかけてアガーを溶かし、沸騰したら火を止め、バニラエッセンスを加えて混ぜる。
・牛乳が吹きこぼれないよう注意。
【冷やし固める】
3. 粗熱が取れたらグラスに注ぎ入れ、冷蔵庫でひと晩冷やし固める。
POINT
●アイスコーヒーを注いで食べたり、ブルーベリーやマスカット、カットした桃をトッピングするのもオススメです。
◆おいしく作るためのチェックポイント
1)なるべくきちんと計量する
材料の配合は、何度も試作をしてたどり着いたベストな配合となっているので、おいしく作るにはレシピ通り正確に量ることをオススメします。ただし、どうしてもの場合は端数のgを多少切り捨てたり切り上げても大丈夫です。また、できれば材料は量ってから作り始めましょう。
2)混ぜ方を使い分ける
「混ぜる」と一口に言っても、その方法はさまざま。しかし、この混ぜ方がおいしく作るための重要なポイントになってくるので、3つの混ぜ方を覚えておきましょう。
◎すり混ぜる…バターや卵に砂糖を加える際など、本書で「すり混ぜる」や「混ぜる」と書いてある場合はこの混ぜ方。泡立て器やゴムベラですり込むようにして、砂糖が溶けるまでしっかり混ぜましょう。
◎ぐるぐる混ぜる…メレンゲやホイップクリームを別の材料に加える際など、ひとすくい分だけ入れて泡立て器で円を描くようにする混ぜ方です。このあと残りの材料を加えたときになじみやすくなります。
◎切るように混ぜる…ゴムベラを縦にしてボウルに入れ、底からすくい上げるように、練らないように混ぜる方法。泡立てた卵生地に粉類を加える際など、ふくらんだ気泡をつぶさないためにこの混ぜ方をします。
著=Satoru/『ほぼ混ぜるだけで【感動】スイーツ』