初舞台と同時にやって来た先輩とのお別れ。悲しい思い出もバレエを練習する糧に／絢爛たるグランドセーヌ（10）

舞台で軽やかにバレエを踊る様子は、まるで妖精のよう。お隣に住むお姉さん・梨沙の公演を観て、絢爛たるバレエの世界に魅了された奏。両親を説得してバレエ教室に通い始めるも、梨沙のようには美しく踊れない…。鏡を見るのが嫌になってしまう奏でしたが、持ち前の優れた観察眼と実行力でメキメキと成長！ 梨沙との別れやライバルに先を越される悔しさを経験しながらも、踊ることの楽しさに目覚めていきます――。

夢に向かう少女達の友情と戦いを描く本格クラシックバレエロマン『絢爛たるグランドセーヌ』を12回連載でお送りします。今回は第10回です。

※本記事はでCuvie著の書籍『絢爛たるグランドセーヌ』から一部抜粋・編集しました。

著＝Cuvie／『絢爛たるグランドセーヌ』