「緑のgoo」は2025年6月17日(火)をもちましてサービスを終了いたします。
これまで長きにわたりご利用いただきまして、誠にありがとうございました。

痛くない!怖くない! つら〜い花粉症に断然おすすめの「鼻うがい」を徹底解説

  • 2024年1月30日
  • レタスクラブニュース


鼻水、鼻詰まり、何だか頭もぼんやり…つら~い花粉症の時期がやってきました。そこで、そんな症状を解消する「鼻うがい」を徹底解説! ぜひ新習慣にしてみてくださいね。

今回は、鼻うがいの効果と種類についてご紹介。鼻うがいをすると本当にラクになるの? 痛くないの? そんな疑問をすっきり解決します!

▶︎教えてくれたのは
今井一彰先生


みらいクリニック院長。山口大学医学部卒業後、山口大学医学部附属病院勤務などを経て2006年より現職。病気にならない土台づくりを目指し診療に当たっている。『口呼吸をやめて万病を治す!』(宝島社) など著書多数。


花粉の進入を防ぐには1日2回の鼻うがい

間もなく花粉シーズンが到来。昨年の猛暑の影響で、飛散量は例年より多い予報だそう……。そこでおすすめなのが、鼻うがいです。

「花粉症の症状を防ぐには、とにかく体に花粉を入れないこと。鼻うがいをすれば、花粉の進入を入り口で止めることができます」と、鼻うがいに詳しい今井一彰先生。とはいえ痛そうで、ためらってしまう人も多いのでは?
「鼻水をすすっても痛くないですよね。ポイントは洗浄液の塩分濃度。水道水では細胞が刺激されますが、体液と同じ0.9%の塩分濃度なら痛みは皆無。濃度が濃いほど洗浄力は高まり、2.7%までなら、しみる刺激もありません」

鼻の入り口を洗えば、吸い込んだ花粉の8割は洗えるそう。
「空気中には細菌やウイルスもあり、鼻の奥の上咽頭から進入します。奥まで洗えば上咽頭にべっとり張りついた汚れもスッキリ。朝晩の鼻うがいを習慣にしましょう」


花粉症が劇的にラクに! 鼻うがいのココがすごい!

■1:ウイルスやPM2.5もスッキリ洗い流せる
花粉だけでなく、ウイルスやPM2.5など、鼻から入った悪いものをまとめて洗浄!

■2:ネバネバ鼻水も薄めて出せる
奥にあるネバネバした鼻水も洗えて、鼻が通るように。口呼吸から鼻呼吸に変わります。

■3:鼻腔が潤い風邪予防につながる
鼻粘膜が潤うと、線毛の働きが向上。細菌を排出しやすくなり免疫力アップが期待できる!

■4:睡眠の質が向上し日中の集中力も◎
鼻詰まりで体が酸欠になると、睡眠の質や集中力が低下しがち。鼻が通ればこれらが復活へ!
*鼻や耳に炎症がある、鼻血が出ている、ポリープがあるなどの場合は、鼻うがいをやめておきましょう。

■私たちは1日に100万個の細菌を吸っている!
1日に吸う空気の量は10~15kg。空気中には花粉やカビ、細菌、ウイルスなどが飛んでおり、細菌だけで1日約100万個を吸い込んでいるといわれています。


そもそも「鼻うがい」って? 普通のうがいとの違い

鼻の穴に洗浄液を入れ、鼻腔を洗う洗浄方法。洗浄液を鼻に噴射させる、垂らし入れる、自分ですするなど、さまざまなやり方が。噴射式がやりやすくおすすめ。

■口うがいは...
普通のうがいで洗浄できるのは、口の中とのどの中咽頭まで。鼻の奥にある上咽頭は洗えない。



■鼻うがいなら...
鼻の中の汚れを洗える。高圧式ボトルを使えば、細菌やウイルスの進入口である上咽頭も洗い流せる。




鼻うがいの種類と洗える場所

洗浄液を鼻に噴射させるには、スポイトやボトルなどの道具が必要。道具によって洗える範囲が異なります。

■高圧式大容量


容量200ml以上の高圧式ボトルなら、副鼻腔まで広範囲に洗浄。副鼻腔がきれいだと慢性鼻炎の改善につながります。気管の健康を守る一酸化窒素の分泌量も増加します。

■高圧式小容量


押すと洗浄液が勢いよく噴射する、容量50ml程度のボトルを使った場合、鼻腔全体から上咽頭までを洗い流すことが可能。ウイルスや細菌もスッキリ洗い流せます。

■低圧式小容量


スポイトなど噴射圧が弱い容器の場合、洗い流せるのは鼻の入り口や小鼻付近。ここだけでも花粉症の症状軽減には効果抜群。高圧式が怖い人や、子どもにおすすめ。

なんとなくすっきりしそうではあるけれど、実際やるのはちょっと怖い...という人も多いのでは? 低圧式小容量のものからチャレンジすれば、ハードルはぐんと低くなるはず。ぜひやってみてくださいね!



イラスト/渡邉美里 編集協力/及川愛子 

文/さいとうあずみ

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2016 KADOKAWA Corp All Rights Reserved