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魚は肉よりも下処理が面倒…そのお悩み、カンタンな方法で解決します!

  • 2023年11月13日
  • レタスクラブニュース


みなさんは魚料理をどれくらいの頻度で食べていますか?

育ち盛りの子どもがいるわが家では週に1回あるかないか、というところ。圧倒的に肉がメインの献立の方が多いのが現状です。

でも魚って栄養があるし、健康にもいいし、できればもっと食卓に登場させたいなって日頃から思ってはいるんですが、結局、子どもが好みがちな肉料理を選んでしまうんですよね…(涙)

そんな悩みを抱えているのはわが家だけではないようで、雑誌「レタスクラブ」の読者1000人にアンケートをとってみたところ、魚は肉よりも臭みとりなどの下処理がたいへんと感じている人が多いことが判明!

そこで今回は魚調理のよくあるお悩みに、料理家の新谷友里江さんが答えてくれましたよ!

▶教えてくれたのは
新谷友里江さん
料理家、フードコーディネーター、管理栄養士。書籍・雑誌などでレシピ開発や調理、フードスタイリングを中心に活躍。母としての経験を活かし、離乳食や幼児食のメニュー提案にも力を入れている。野菜たっぷりでつくりやすい家庭料理が好評。

魚は調理する前に「皮の部分」をよく洗って!

魚調理の悩みで最も多いのが魚の臭みに関すること。魚は好きだけど臭みが気になる…という人もきっと多いと思います。この臭み、簡単な下処理でなんとかならないんでしょうか。

「魚は、特に皮の部分に臭みがあるので、皮を指でこそげるようにして洗うと生臭さがとれますよ。長く水につけるとうまみが逃げるので、さっと洗うのもポイントです。」(新谷さん)


これは今が旬のぶりや鮭にも使えそうなテクニック! 調理前に皮目をしっかり洗うだけなら、時間に追われている日でもできそうですね。

切り身魚の骨は「骨抜き」で取り除く

続いて多いお悩みが、子どもに魚を食べさせたいけど骨を嫌がってあまり食べてくれない件。これも子どもがいるご家庭ではあるあるですよね。

「切り身魚の場合は、骨抜きを使って小骨を除くと食べやすくなりますよ。腹骨があれば包丁でそぎ取り、指先でさわってみて小骨が当たったら、骨抜きではさんで抜いて。骨抜きは100円ショップなどでも買えるのでぜひ使ってみてください」(新谷さん)


100円ショップで手に入るなら、使ってみようかなと思いませんか? まな板の上で骨が処理できれば、食卓で子どもの分の骨を親が抜いてあげるより、ラクかもしれません。

レンジに残った魚のにおいに、「酢」や「レモン」が使える!

最後のお悩みは、レンジ調理に関すること。レンジで作れる魚料理は手軽でうれしいんだけど、調理後に電子レンジのにおいがなかなかとれないことって、あるんですよね。

「魚を電子レンジで調理したあとの庫内のにおいは、酢やレモンで消臭できます。酢の代わりに果汁を搾ったあとのレモン(1/4~1/2個)を使うのもオススメ。爽やかな香りも加わって、スッキリしますよ!」(新谷さん)

魚をレンジ調理したあとの消臭方法
耐熱容器に酢大さじ2、水1カップを入れて混ぜ、レンジへ。水がふつふつして庫内に水蒸気がつくまで約3分加熱し、扉を閉めたまま約10分放置。あとは、ペーパータオルなどで庫内を拭き取ります。


レモンや酢には、魚の臭みを中和してくれる効果が期待できるんですね。レンジで魚料理を作ったときは、ぜひ試してみてください!

* * *

これから冬にかけて、鮭やぶり、たらなどおいしい魚がたくさん市場に出回ります。旬の魚には子どもの成長に欠かせない栄養がたっぷり! 今回ご紹介した下処理&後処理テクを使って、魚料理を手軽においしく楽しんでくださいね。

調理/新谷友里江 撮影/澤木央子 スタイリング/浜田恵子 栄養計算/スタジオ食 編集協力/田子直美 デザイン/monostore

文=齋藤久美子

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