手間のかかる「窓」や「換気扇」の掃除は1年に1回が目安、という方が多いのでは?
次の掃除をぐっとラクにするために、汚れに気づいたときのデイリーなお手入れ方法もチェックしておきたいものですね。
今回は、汚れをためない日々のお手入れ方法をご紹介します。
▶︎教えてくれたのは
みなさん
クリンネスト1級の資格を持つラク家事研究家。簡単にできる掃除術を投稿するInstagramが人気で、現在はフォロワー数が46万人以上。著書『しない掃除』(小社刊) も好評発売中。
Instagram:@mina__room
サッシにフォーカス! 窓掃除編
■紙とブラシを使って砂ぼこりを払う
【コレが使える!】
サッシブラシ
100円ショップなどにあるものを。ブラシのかたさに違いがあると、使い分けしやすい。
紙
薄くて折りやすいコピー用紙やちらし、折り紙などがおすすめ。
砂ぼこりが気になったら、サッシの幅に合わせて紙を折ってちり取り代わりにし、ブラシで掃きます。「これだけやっておけば、ひどい泥汚れの防止にもなりますよ」
■ウェットティッシュとへらで湿った汚れをすっきり落とす
【コレが使える!】
ウェットティッシュ
へら
狭い部分の汚れを落とすときに便利。隙間掃除シリーズ ヘラ¥150/無印良品
じめじめした汚れを見つけたら、へらにウェットティッシュを巻きつけて、狭い部分まで水拭き。「隅々にある泥の混じった汚れにフィットして、拭き取ります」
3ヶ月に1回が目安! 換気扇掃除編
■アルカリ電解水で油はねを拭く
【コレが使える!】
アルカリ電解水
100%アルカリ電解水のクリーナー。水の【激落ちくん】400ml ¥380 (編集部調べ) /レック
キッチンダスター
薄手で20×20cmの不織布素材。油汚れを拭き取り、使い捨てできる。40枚入り ¥110/Seria
3カ月に1回、フィルターを交換するタイミングで換気扇の周辺をアルカリ電解水で拭き掃除。「シロッコファンは外さず、全体的にささっと拭き掃除を!」
■フィルターを3カ月に1回交換する
【コレが使える!】
スターフィルター
不燃性のガラス繊維でできたレンジフードフィルター。通気性や耐久性にすぐれ、油煙による汚れをキャッチ。交換用1枚 (297×350枠用) ¥616/スターフィルター
みなさんが愛用しているのが、ガラス繊維の層で油汚れをブロックするフィルター。「換気扇掃除はしなくてもいいかな?というくらい、キレイを保てます」
覚えておきたい! 秋掃除の2つのポイント
■1:汚れの度合いに合わせて洗剤を使い分けるとラク!
「油汚れがひどいときはアルカリ電解水を使いますが、手荒れの原因にもなるので手袋をするのがおすめめです。軽い汚れや、素材にやさしいもので掃除したいときは中性洗剤を。汚れが強いときは成分表示にある界面活性剤の割合が3%以上を目安に、多いほうを選びます」
〈この3種類があればOK!〉
アルカリ電解水 (界面活性剤なし) → 頑固な油汚れ落としに
中性洗剤 (界面活性剤多め)
中性洗剤 (界面活性剤少なめ) → 日々のお手入れに
■2:道具を1カ所にまとめるのが掃除のハードルを下げるコツ
汚れに気がついたとき、重たい腰を上げるためには、掃除道具の収納も大切とみなさん。「私は洗面台の下にブラシ類はつるして、スプレー類は引っ掛けて収納しています。必要な道具が一瞬で揃うと、やる気になれます」
汚れをためてしまうと、掃除するのが辛くなり、さらに汚れがたまってしまうという負のループに陥ってしまいます。こまめなお手入れできれいをキープしたいものですね!
撮影/コーダマサヒロ 編集協力/田中理恵
文=さいとうあずみ