季節の変わり目は、体も心も不調になりがち。免疫力アップをめざすには、腸内環境を整えることが大切です。腸の動きをよくするためには、しっかり朝食を食べて、腸の働きにスイッチを入れるのがポイント。
前日の夜に準備しておいて、朝は実働ほぼゼロ!の、腸活にぴったりなお手軽朝食を管理栄養士・フードコーディネーターの大島菊枝さんに教わりました。
「炭水化物を冷やすことで生まれる、体内で消化されないでんぷん『レジスタントスターチ』が今、注目を集めています。善玉菌の餌になって食物繊維のように働き、腸内環境をよくしてくれるんです。
パンを焼かずに食べると、レジスタントスターチを体に取り込むことができるので、朝食はトースト派という方も、ぜひ焼かずに食べてみてくださいね」(大島さん)
▶︎教えてくれたのは
大島菊枝さん
管理栄養士、フードコーディネーター。時間栄養学の観点から健康や美容に効果的な食事を提唱し、作りやすくておいしく、おしゃれなレシピを発信。著書に『一生太らない食べ方習慣 朝ごはんはすごい』(ワニブックス)など。
マンゴーヨーグルトのっけパン
「発酵食品のヨーグルトに、ドライマンゴーの食物繊維を合わせることで腸活効果をパワーアップ! 残ったマンゴーヨーグルトは、もちろんそのまま食べても!」
【材料・2人分】 *1人分316kcal/塩分0.8g
・食パン(6枚切り)…2枚
◾️マンゴーヨーグルト(作りやすい分量)
・プレーンヨーグルト…400g
・ドライマンゴー…120g
・牛乳…大さじ4
【作り方】
マンゴーはキッチンばさみで2cm四方に切る。ふたつきの容器にヨーグルト、牛乳を入れて混ぜ、マンゴーを加えてよく混ぜる。冷蔵室で一晩(6~8時間)以上おき、好みの量をパンにのせる。
お好みではちみつをかけても(はちみつをかける場合は、1歳未満のお子さんには食べさせないでください)。
牛乳が、ヨーグルトの酸味をやわらげて、ミルキーな味わいにしてくれます。ヨーグルトに漬けておくだけで、ドライマンゴーが、生のようなぷるぷる食感になって、感動のおいしさです。
前日の夜に用意しておいて、朝は袋から出したパンにのせるだけ。無理なく続けられる腸活を、実働ほぼゼロでできる「のっけパン」で始めましょう。
監修・レシピ考案/大島菊枝 撮影/川上朋子 スタイリング/河野亜紀 栄養計算/スタジオ食
編集協力・文/singt