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Twitterで大人気!「紀文」中の人も食べる糖質0g麺、誕生のヒミツ

  • 2023年7月24日
  • レタスクラブニュース


麺がおいしい季節になりました! 麺料理は調理が簡単だし、暑くて食欲がないときにもつるつるっと食べられるから、この時期わが家ではかなり重宝しています。

ただ1つ、気になる点をいえば糖質がやや多めなところ…。余計な糖質をとりたくないダイエット中などはなるべく控えるようにすることも。

それでもどうしても麺が食べたくなった時、私が頼っているのが「糖質0g麺」。上の写真のパッケージを見たことある人も多いのではないでしょうか? 「見たことあるけど食べたことはない」という人は、ぜひ1度試してみてほしいんです。糖質ゼロなのにちゃんと麺を食べている感じがあって、想像以上においしいんですよ。

でもこの食感や味をどうやって再現しているんだろう…? 今回はそのヒミツを製造メーカーの「株式会社紀文食品」に伺ってきました!

持ち前の技術で、臭みのないのどごしのいい麺に!



「紀文食品」といえば、おでんが真っ先に浮かぶ人も多いはず。紀文のはんぺんやちくわ、さつま揚げも美味しいんですよね。

そんな紀文食品が、なぜ糖質0g麺を作っているのでしょうか? 教えてくれたのは商品開発を担当する井福麻子さんです。

「弊社は元々こんにゃくをアルギン酸を使って凝固させる技術を持っていて、10年以上前にすでに『サラダで食べるおからを使ったこんにゃく麺』という商品を販売していました。この商品はたれを付けて販売していたんですが、ある時糖尿病を患っている消費者の方から『この麺は素晴らしいから、麺だけで売ってほしい』というご要望をいただいたんです。それで2013年に『糖質0g麺』と名前を変えて麺だけで販売したところ、とても好評で売上が一気に伸びました」


発売当時は麺が食べたくても食べられない糖尿病や糖尿病予備群の方が購入者のメインだったそう。ところが健康ブームが続き、次第にダイエットとしての需要も増えていったといいます。糖質オフを謳う商品は数あれど、糖質が「ゼロ」というインパクトはやはり大きいもの! しかもくせがないからアレンジしやすいんですよね。

「糖質0g麺の主な原料は「おからパウダー」と「こんにゃく粉」です。一般的なこんにゃく麺と弊社の麺ではそもそも製造方法が全く違うので、こんにゃくの臭みがないのも大きな特長なんです」

3種類あるけど、実はベースは同じだった!



今年10周年を迎えるロングセラー商品の糖質0g麺。その間、いろいろと改良も重ねたそうです。

「最初は稲庭うどん風の『平麺』だけだったんですが、もう少しバリエーションを広げたいということで、中華麺・パスタ風の『丸麺』を出しました。『そば風麺』は昨年登場したばかり。10年の間に何度か、麺の食感をよくするために原材料の配合や麺の形状を変更しています」

3種類あると、その日の気分でいろいろ選べていいですよね! 

「そうですね。でも実は、3つともベースは同じなんです(笑)。ただ麺の形状が違うので、それだけでも食感や口当たりはけっこう変わりますよ! 平麺はうどんやフィットチーネなどのパスタ料理に、丸麺はラーメンやスパゲッティー、そば風麺はそのままそば料理に、とアレンジを変えて楽しめるラインナップになっています」

パッケージに食物繊維の表記もありますが、食物繊維もとれるんですか!?

「そうなんです! 糖質がゼロというだけでなく、不足しがちな食物繊維がしっかりとれるのも推したいポイントです。水切りするだけで手軽に食べられるので、キッチンで火を使いたくないこれからの季節にもおすすめですよ」

おすすめのトッピングは「揚げ玉」!

紀文食品のHPをのぞいてみると、糖質0g麺を使ったアレンジレシピがたくさん! おすすめの食べ方はなんですか?

「おすすめしたい簡単アレンジは、揚げ玉トッピングです。糖質0g麺がすっきりした味なので、揚げ玉を添えると食べごたえがアップします。ツイッターの中の人も、昼によく食べていますよ!」


その投稿内容がおもしろい!と話題の紀文さんのツイッター、きっとご存知の方も多いですよね。注目されるようになったのは、お弁当に入っていたちくわの「紀文」の焼印を見て「紀文(のりふみ)って誰 笑」とつぶやいた消費者のツイートがバズり、紀文の中の人が「すみません私です」と返答したのがはじまり。その後フォロワーが一気に増え、今もお役立ち情報や企業の公式アカウント同士のやりとりなどで、楽しませてくれています。

「社内では糖質0g麺を食べ続けて、ダイエット広告のビフォーアフターみたいに体型が変わった男性もいます。ツイッターの中の人は、牛丼を食べたり、お酒を飲んだりしているのでプラマイゼロですが(笑)」


糖質0g麺でやせるためには、食べ方も大事なんですね(笑) 

今回は紀文公式HPのレシピの中からおすすめのメニューを2つ、井福さんに教えてもらいました。実際に作ってみたら、どちらもレンジを利用すれば火を使わずに作れる簡単なレシピだったので、ぜひ参考にしてみてくださいね!(ちなみに公式HPのレシピの多くは社員さんが考案したものだそうです。すごい!)

糖質0g麺のねばねばそば風



【材料・1人分】
糖質0g麺 そば風麺…1パック
ひきわり納豆…1パック
オクラ…2本
温泉卵…1個
刻みのり…適量
ぽん酢しょうゆ…大さじ1
ゆずこしょう…適量

【作り方】
1.糖質0g麺は水けをしっかりきる。


2.オクラは塩(分量外)をまぶしてこすり合わせ、さっとゆでて冷水にとり、小口切りにする。

3.器に1を盛り、納豆、オクラ、温泉卵、刻みのりをのせて、ぽん酢しょうゆをかける。ゆずこしょうは器に添える。
(1人分197kcal、塩分1.6g、糖質量3.9g)

糖質0g麺はざるにあけて、水気を切るだけでいいからラクチン! オクラはゆでてとありますが、私は今回レンジを使って加熱したので、火を使うことなく10分弱で完成しました。ねばねば食材には、夏バテ予防にうれしい栄養がたっぷり! 温泉たまごをのせるとコクが加わって、満足感もしっかりありました。

糖質0g麺のアジアンチキンヌードル風



【材料・1人分】
糖質0g麺 平麺…1パック
サラダチキン…40g(1/3パック)
パクチー…1/2株
レモン(輪切り)…1枚
(A)水…250ml
(A)鶏がらスープの素…小さじ2(5g)

【作り方】
1.糖質0g麺は水けをしっかりきる。
2.サラダチキンは食べやすい大きさにさく。
3.鍋に、Aとサラダチキンを入れ、ひと煮立ちさせる。
4.3に1を入れ、麺が温まったら器に盛り、パクチーとレモンをトッピングする。
(1人分71kcal、塩分0.8g、糖質量2.4g)

「『鍋にスープとサラダチキンを入れ、ひと煮立ち』とありますが、これはレンジでも大丈夫」と井福さんに教わったので、レンジで作ってみたらとっても簡単! パクチーとレモンを入れるとぐっと本格的になり、糖質0g麺の平麺はライスヌードルのような感覚で味わえました。しかもこれ、全部食べても71kcal。お酒を飲んだ後の締めの一杯にも、これなら罪悪感がありません!


麺が食べたい欲求をちゃんと満たしてくれる糖質0g麺は、あらゆる理由で糖質を控えたい人たちにとって本当にありがたい神食材! スーパーでは麺コーナーよりもこんにゃくや豆腐などが陳列されているコーナーに置かれていることが多いので、ぜひチェックしてみてくださいね。

もっと手軽に試すなら、季節ごとに展開しているつゆ・たれ付きの商品もおすすめですよ! (この春夏は汁なし担々麺風、冷やしぶっかけ鴨だしそば、すだちおろしの3種が登場)


紀文食品=おでんというイメージでしたが、今回実際お話を聞いて企業のイメージが大きく変わりました。

現在はSDGsの取り組みの一貫として、魚肉を使わないさつま揚げをテスト販売中。漁獲量が不安定な状況でも安定して練り製品を届けられるように、大豆たんぱくから練り製品を作ることに成功したそうです。どんな味なのか、気になるところですね。7月30日まで「Makuake(マクアケ)」で応援購入ができるので、興味のある方はぜひサイトをのぞいてみてください!


文=齋藤久美子

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