子どものかわいらしい間違いに、思わずほっこりすることってありますよね。意外と本人は真剣だったり、間違っていることにも気づいていなかったり…。
そんなほのぼのエピソードを描いた育児漫画がSNSに投稿され、2.7万以上のいいねを集めて注目されています。
４歳の男の子と、さらに小さな女の子によって繰り広げられた公園での出来事とは…？
話題の育児漫画を投稿したのは、いであいさん。書籍も出版しているイラストレーター・漫画家で、4人の男の子のママです。フォロワー数5.9万人を超えるインスタグラムでは、家族の等身大の日常を育児漫画で投稿しています。
数ある投稿の中でも、2.7万以上のいいねを集めているのが「公園での出来事」と題したエピソードです。
舞台は公園。犬が大好きな4歳の四男くんは散歩中のかわいいワンちゃんを見つけ、「いっぬさわる」といでさんに伝えます。やさしそうな飼い主さんだったこともありお願いしたところ、「どうぞどうぞ」「大人しい犬なのでさわって下さい」と言ってくれました。四男くんは、小さなミニチュアダックスフンドを撫でながら至福の時間を過ごします。
そこへやってきたのが、四男くんよりも小さな女の子。じっと見ていたため、「あのお兄ちゃんみたいにワンちゃんにさわりたいの？」と女の子のママが言うと、「どうぞさわってね。怖くないよ」と、とっても優しい飼い主さんたち。
女の子も触らせてもらうことになったのですが…。
「それはちがうのよ！」と慌てる女の子のママ。
なんと、女の子が撫でていたのは四男くんだったのです！（かわいすぎる！！）
この思わずほっこりする小さな男の子と女の子のお話には、かなりの反響があり、コメントも多く寄せられています。
なかには、「最初から四男を撫でたかったのかも！」というコメントもあり、思わず笑ってしまったと言ういでさん。また「3歳の息子が知らない犬を触ろうとして目をつぶって触ったら飼い主のおじさんの手だった」と、似たような経験をしている人もいたようです。
この光景を見たいでさん自身は、「とっても小さくて可愛い女の子の手が優しく四男をなでなでしていて、愛おしく思いました」とのこと。
女の子のママが慌てて止めたため、ほんの数妙の出来事だったようで、四男くんは最後まで気が付かなかったのだとか。「『女の子がなでなでしてくれたんだよね♡』と後でお話しても『しらな〜い』と言っていました（笑）」
四男くんを撫でていた女の子も、ママに指摘されても慌てた様子はなく、「あ、こっちか」という様子で、すぐにワンちゃんの方をなでなでしていたようです。
子どもたちのマイペースな感じが、また愛おしいですね。
「公園での出来事」以外の投稿も話題となっていて、兄弟みんなが登場する「私のトイレが長い時」では2.7万超えいいねがついています。
育児漫画を描く際は、「脚色せず、そのままの雰囲気が見ている人に伝わるといいな、と思いながら描いています。ほのぼのしたエピソードも、映えない育児の現実も、そのまま表現できたらいいなと思っています」といでさん。
その言葉の通り、四男くんといでさんのエピソードを描いた「車をぶつけた」や、長男くんの成長を噛み締めながら描いたという「長男と月蝕」など、日常のふとしたワンシーンが切り取られていて、どの投稿にも家族への愛が感じられます。
さらに、「朝が得意になるスゴい習慣」という書籍も出版していて、「起きない子供の起こし方」など、子育てママに役立つ投稿も注目したいところです。
そんないでさんに、育児をするうえで心がけていることを聞くと、「この家族で過ごす時間は限られていて、毎日が大変で大騒ぎでこんなに大笑い出来る生活は、きっとあっという間に終わってしまうんだろうな、って毎日考えながら息子達と過ごしています」との回答が！加えて「息子達が成長して親や兄弟と離れて暮らす日が来ても、この家族との生活が心の拠り所となる、ホッと温かい記憶になるといいなと思いながら育児しています」と話すいでさん。とても心あたたまる言葉ですね。
いでさんが描く漫画と同様、元気に笑顔いっぱいで過ごすご家族の様子が目に浮かびます。
文＝松田支信
