家族や親戚が集まるお正月。おせち料理のほかに何作ろう…と迷っているなら、手間をかけずに食卓がにぎわうあったか～いお鍋がおすすめです。今回ご紹介するのは、昨年好評だった旬の白菜が主役の鍋。いつもと違うアレンジを加えれば、特別感も出せますよ！
白菜と豚バラのすき煮鍋
【材料・2～3人分】
豚バラ焼き肉用肉…200g、卵…2個、白菜…1/4株(約500g)、長いも…200g
鍋つゆ〈混ぜる〉
しょうがの薄切り…2枚
砂糖…大さじ1/2
みりん…大さじ3
しょうゆ…大さじ2～２と1/2
酒…大さじ2
水…1カップ
サラダ油
【作り方】
1.白菜は横2cm幅に切り、大きければ縦半分に切る。長いもは皮つきのままよく洗ってひげ根を取り、水けをきって1cm厚さの半月切りにする。
2.フライパンに油小さじ1を中火で熱し、豚肉を約2分こんがりと焼く。上下を返して約1分焼いて、余分な脂を拭く。鍋つゆと１を加えて強めの中火にする。
3.煮立ったらふたをして弱火で7～8分煮て、具の上下を返す。器に卵を溶きほぐし、つけながら食べる。
（1人分400kcal、塩分1.9g レシピ考案／井原裕子 栄養計算／スタジオ食）
厚みのある焼き肉用の肉を使えば、食べごたえたっぷり！ フライパンで両面を焼いて煮ることで、香ばしさも加わります。すき煮のつゆがほどよくしみた白菜と長いもも、ほっこりするおいしさです。
白菜のもてなし鍋は他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
白菜の餃子風ミルフィーユ鍋
白菜、肉だね、餃子の皮を重ねて煮れば、餃子風のお鍋に！ 肉だねは豚ひき肉・長ねぎ・おろししょうが・おろしにんにく・塩・こしょうをよく混ぜて。鍋に具材をすき間なく敷き詰めたら、鍋つゆ（酒・水・しょうゆ・塩・砂糖・ごま油）を回しかけてふたをして煮、仕上げににらを散らします。
細切り白菜の豚しゃぶ鍋
自分でしゃぶしゃぶした豚肉ににんじんと白菜を巻きながら食べれば、食材3つでも特別感がぐんとアップ。細切りにした野菜を鍋つゆ（削りがつお・酒・塩・水）で4～5分煮るだけと準備も簡単です。ごまだれ（おろししょうが・白すりごま・しょうゆ・砂糖）につけながらどうぞ。
白菜と卵きんちゃくのみそバター豆乳鍋
油揚げの中に卵をしのばせたきんちゃくは大人も子供も大喜び！ みそをベースにした豆乳スープ（豆乳・とりガラスープの素・みそ）で具材を煮たら、仕上げにバターを加えてコクをプラスしましょう。
白菜ととり肉のトマトカレー鍋
和食ばかりになりがちなお正月に、あえてトマト缶とカレー粉で洋風鍋を作るのもあり。鍋つゆ（カットトマト缶・カレー粉・砂糖・塩・こしょう・水）にとり肉（オリーブ油で焼く）・じゃがいも（レンジで加熱）・白菜・ホールコーンを入れて10分ほど煮て、チーズを溶かせば完成です。
お鍋は準備も調理もラクチンなのに、豪華さが演出できるのがいいところ！ 冷えた体をほっこりと温めてくれますよ。
文＝齋藤久美子（栄養士）
