予定のない週末は、おうちピザを楽しむのもいいかもしれません。生地からピザ作りなんて大変そう…という声が聞こえてきそうですが、生地にイーストを使わないレシピなので、時間のかかる発酵の工程は省略。フライパンで仕上げるのでオーブンも不要です! 一度作ってみるときっとハマりますよ。「基本のピザ生地」を使って作る、5つのレシピをご紹介します。まずはマルゲリータから!
ピザマルゲリータ
【材料・直径20cmのもの2枚分】
基本のピザ生地(強力粉…180g、ベーキングパウダー…小さじ1、オリーブ油…大さじ1と1/2、塩…小さじ1、水…130〜150ml)、基本のトマトソース(にんにく…1片、ホールトマト缶…1缶<約400g>、玉ねぎのみじん切り…1/2個分、白ワイン…大さじ1、塩…小さじ1/2)、ピーマン…1個、モッツァレラチーズ…100g、オリーブ油…適量
【作り方】
1.ボウルに基本のピザ生地の水以外の材料を入れ、さっと混ぜる。水を少しずつ加えながら粉けがなくなるまで練り混ぜる。
2.水をすべて加えたら、生地が手につかなくなるまで練る。
3.ひとまとまりにして丸める。ボウルに戻し入れ、ラップをぴったりとかけて、約5分おく。
4.にんにくは包丁の腹で潰し、耐熱ボウルに入れる。そのほかの材料をすべて(ホールトマトは缶汁ごと)加え、トマトをフォークで潰しながら混ぜる。ラップをふんわりとかけて、電子レンジ(600W)で約2分30秒加熱する。粗熱をとって、保存容器に入れる。
5.ピザ生地を2等分する。1個をまな板の上に置き、手で軽く押して平たくする。めん棒で直径約20cmの円形になるようにのばす。
6.生地の片面全体に、フォークを刺して穴をあける。
7.フライパンにオリーブ油少々を入れて中火で熱する。生地1枚の穴をあけた面を下にして入れ、約5分こんがりと焼く。トッピングのピーマンは3mm厚さの輪切りにする。モッツァレラチーズは一口大に切る。
8.生地を裏返し、トマトソース大さじ3をスプーンなどで全体にぬり、弱めの中火にする。モッツァレラチーズとピーマンを半量ずつのせて約2分焼き、好みで粗びき黒こしょうをふる。同様にしてもう1枚作る。
(1人分575kcal、塩分3.7g レシピ考案/ワタナベマキ 栄養計算/スタジオ食)
※電子レンジは600Wのものを基準としています。500Wなら1.2倍、700Wなら0.9倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。
生地の材料は、パンを作る時のように一生懸命こねなくて大丈夫。生地が手につかなくなるくらいまでまとまればOKです。トマト缶を使った自家製トマトソースもレンジで作れば簡単! 余ったソースは冷蔵で約5日、冷凍で約1ヶ月保存できますよ。
イーストなしのフライパンで焼けるピザは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
じゃことチーズの和風ピザ
ちりめんじゃこ、ピザ用チーズ、白すりごまをあしらったとろ~り香ばしい味わいがたまりません。具材をのせたらふたをして蒸し焼きにするとチーズが溶けやすくなりますよ。
生ハムとカマンベールのサラダピザ
生ハムとカマンベールチーズがアクセントの野菜たっぷりピザは、ワインのおつまみにもおすすめ。具材(生ハム・カマンベールチーズ・ルッコラ・パプリカ)はボウルに入れて白ワインビネガー・オリーブ油であえておきましょう。
牛ひき肉のフンギピザ
「フンギ」とはイタリア語で「きのこ」のこと。その名の通り秋のきのこをふんだんにのせたボリューム満点の一品です。トマトソースはマルゲリータと同じようにレンジで作って。生地にぬったらオリーブ油と白ワインで炒めた具材(エリンギ・しめじ・牛ひき肉)と、モッツァレラチーズをのせて2分ほど焼いてできあがり。
たこと玉ねぎのピザ
ぷりぷりのたことシャキッとしたオニオンスライスの食感がくせになるサラダピザ。玉ねぎとたこはボウルに入れてとうがらし・オリーブ油・塩であえてから生地にのせましょう。仕上げにかけるパルミジャーノ・レッジャーノが本格的な味わい。
ピザ生地の材料と作り方は、冒頭で紹介したマルゲリータのレシピを参考に。のせる具材によって、夕飯のメインやワインのおつまみ、子どものおやつに…といろいろ楽しめそうですね♪
文=齋藤久美子(栄養士)