はっきりしないお天気が続く梅雨は、気分もどんよりと落ち込みがち。香り豊かな青じそのおかずで、せめて食卓だけでもさわやかに演出しませんか? 青じそは1年中手に入りますが、本来の旬は今ごろから夏にかけて。ビタミンやミネラルを豊富に含んでおり、疲れやすいこの時期にぴったりの食材です!
ダブル青じそつくね
【材料・2人分】
肉だね(青じそ…6枚、とりひき肉…250g、溶き卵…大さじ2、長ねぎ…1/3本、おろししょうが…1かけ分、片栗粉…大さじ2、酒・しょうゆ…各大さじ1/2)、青じそ…4枚、ししとうがらし…10本、ごま油、みりん、しょうゆ
【作り方】
1.肉だねのしそは細切りにし、ねぎはみじん切りにする。ボウルに肉だねの材料をすべて入れ、よく練り混ぜる。4等分して小判形に整え、しそを1枚ずつ張りつける。
2.フライパンにごま油小さじ2を中火で熱し、1をしそをのせた面を下にして並べ入れ、焼き色がつくまで焼く。上下を返して弱火にし、ふたをして約7分焼く。ふたを取って中火にし、ししとうを加えて軽く焼き色がつくまで焼く。みりん大さじ2、しょうゆ大さじ1を加え、煮立たせながら全体にからめる。
(1人分369kcal、塩分2.1g 調理/ワタナベマキ 栄養計算/スタジオ食)
青じそをたっぷり混ぜ込んだつくねにさらに青じそを張りつければ、風味たっぷり! 口に入れると爽やかな香りがふわっと広がります。緑が鮮やかなししとうも一緒に焼いて彩りに添えて。
青じそを使ったおかずは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
なすと豚こまのみそ炒め
なすと豚肉をさっと炒めるだけの10分おかず。青じそは調味料を加えた後にちぎって入れ、軽く炒めて香りを引き出します。
とりむね肉のしそ巻き焼き
下味をもみこんだとりむね肉に青じそを巻きつけて、フライパンで両面焼けばできあがり。火加減は弱めの中火を守って。強火で焼くと肉が固くなり、青じその色も悪くなるので注意を。
チーズ入りとりつくね
つくねを丸めるのも面倒なときは、フライパンにどーんと広げて焼くだけのこちらのレシピをお試しあれ。両面焼いてカットしたら、青じそをはさみながら器に盛りつけて。
豚の青じそロールみそ照り
青じその香りととろけるチーズが相性抜群! みそを使ったコクのある甘辛だれがよくからみ、ご飯が進む一品です。
青じそのおかずは食欲がない日にもおすすめ。清涼感のある爽やかな香りが、食欲をかきたててくれそうです!
文=齋藤久美子(栄養士)