スーパーでそら豆を見つけると、「もうそんな季節か~」なんてしみじみ思ったりしませんか? そら豆の旬は4~6月頃。初夏を感じさせてくれる野菜です。ほくほくと甘い実は、シンプルに焼いて塩をふるだけでも絶品! 余裕があるなら片栗粉をまぶして揚げ焼きにしたり、衣をつけてサクッと天ぷらにするのも贅沢ですよね。おしゃれに調理するならディップにしたり…あぁもう、この週末はそら豆をおともに晩酌決定!
揚げ焼きそら豆
【材料・2人分】
そら豆(さやから出したもの)…12〜13個、片栗粉、サラダ油、塩、粗びき黒こしょう
【作り方】
1.そら豆は薄皮に1本切り目を入れ、片栗粉を薄くまぶす。
2.フライパンに油大さじ2を熱し、そら豆を揚げ焼きにする。こんがりと焼き色がついたら油をきり、器に盛る。塩、こしょう各少々をふる。
(1人分42kcal、塩分0.5g 調理/井澤由美子 栄養計算/スタジオ食)
薄い衣をまとったそら豆は、サクサクほくほく手が止まりません。さやから豆を取り出す作業を含めても、調理時間はトータルで10分ほど。わざわざでも作る価値ありの一品です!
そら豆のおつまみは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
そら豆のグリル
さやごとグリルに入れて、表面が黒く焦げるまで焼くのがポイント。そのまま器に盛りつけ、薄皮のまま塩をふって食べてみて。
そら豆ディップ
ゆでたそら豆をフォークで潰し、粉チーズ、オリーブ油、粗びき黒こしょうを混ぜたお手軽ディップ。焼いたバゲットにのせてどうぞ。
そら豆のナムル
長ねぎとしょうがのみじん切りをたっぷり使ったナムルだれであえても美味。夕飯の箸休めにも◎。
そら豆のかき揚げ
そら豆の甘みを最大限に引き出すなら、天ぷらがおすすめ。衣には冷水を用い、中温(約170℃)でカリッと香ばしく揚げて。
そら豆は鮮度が命の食材なので、購入後はなるべく3日以内に調理して、旬のおいしさを楽しんで。さやから出してしまうと急速に風味が落ちるため、さやつきのものを購入しましょう。選ぶ際は、鮮やかな緑色でつやがあるものを。茶色く変色しているものは鮮度が落ちているので避けたほうがいいですよ。
文=齋藤久美子(栄養士)