親子丼や茶碗蒸しに添えようと思って買った三つ葉。意外と少量しか使わず、使いみちに困ったことはありませんか? 脇役として扱われがちですが、あのさわやかな香りをシャキッとした食感は、主役に抜擢しても申し分のないおいしさ! お雑煮などお正月料理での出番が多いイメージですが、実は3月〜5月が旬。サラダや和えもの、卵とじにどっさり入れて、季節の味を楽しんでみてはいかがでしょう?
大根と三つ葉のゆずこしょうサラダ
【材料・2人分】
大根…100g、三つ葉…1/2わ、オリーブ油…小さじ2、酢…大さじ1/2、砂糖・ゆずこしょう…各小さじ1/4、水…大さじ1
【作り方】
1.大根は5cm長さ、1cm幅の短冊切りにし、三つ葉は5cm長さに切る。
2.ボウルにオリーブ油小さじ2、酢大さじ1/2、砂糖、ゆずこしょう各小さじ1/4、水大さじ1を入れて混ぜ、1を加えてあえる。
(1人分49kcal、塩分0.2g 調理/近藤幸子 栄養計算/スタジオ食)
みずみずしい大根と合わせるだけで、歯切れのいい香り豊かなサラダに。ゆずこしょうと三つ葉は相性抜群です。
三つ葉をどっさり使ったおかずは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
厚揚げのグリル
削りがつおとしょうゆを混ぜた三つ葉を、こんがり焼いた厚揚げの上にたっぷりのせて。晩酌のおつまみにも最高!
たたき長いもと三つ葉のポン酢あえ
長いもと三つ葉をポン酢じょうゆであえた、さっぱりおいしい一皿。シャキシャキ&とろねばの食感がクセになります。長いもはポリ袋に入れてすりこ木などでたたいて。
中華風ポテトサラダ
レンジで加熱したじゃがいもを、フォークで潰してごま油・塩をからめ、三つ葉を混ぜれば完成。中華がメインの日の副菜にどうぞ。
三つ葉の卵とじ
だしが香るふわふわの卵とじに、三つ葉をどっさり! 煮汁に三つ葉を入れてから溶き卵を回し入れ、卵が固まり始めたらふたをしてすぐに火を止め、余熱で火を通して。
三つ葉はβカロテンやカリウムなどを豊富に含む、れっきとした緑黄色野菜です。さまざまな料理と相性がよく、今回紹介したようなサラダやあえものはもちろん、煮込み料理やソテーに添えたり、スープに入れてもおいしくいただけます。生でも食べやすいので、ぜひたっぷりと使ってみて下さい。
文=齋藤久美子(栄養士)