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「国立大じゃないと」「女性に教育は不要」女性577人に聞く実親との価値観の違い

  • 2021年11月28日
  • レタスクラブニュース


大人になるにつれ、ふとした瞬間に親との価値観の違いに気付いたり、それをきっかけにケンカになってしまったり……。些細なようで意外と気持ちがすり減ってしまう価値観の違い。今回はそんな「実親との価値観の違い」について、アンケートでみなさんの意見を聞いてみました。

実親との価値観の違いに悩んだことはありますか?



(2021年11月アンケート実施。有効回答数557人)

「実親との価値観の違いに悩んだことはありますか?」の質問に、「ある」と回答した方は34.8%、「ない」と回答したのは44.0%、「覚えていない」と回答したのは20.5%、その他は0.7%という結果になりました。具体的にどんなところで価値観の違いを感じたのか、見ていきましょう。

教育・学歴についての価値観の違い



今回のアンケートで最も多かったのが「教育・学歴についての価値観」でした。成績優秀でなければ認められない…という家庭もある一方で、女性には教育は必要ない…と希望通りに進学できなかったという声も多数。いくつかのコメントをピックアップしてご紹介します。

「子どもは全員私立中に入れるべき、とたびたび言われるのが嫌です」(42歳・女性)

「学歴偏重主義で友人関係に口を出される」(47歳・女性)

「女の子は勉強し過ぎは良くない、家事を教えなさいといつも言われる」(51歳・女性)

「女は結婚したら家庭に入って学歴が関係なくなるから大学に行く必要がないと言われた」(24歳・女性)

「父親とその一族は国立大学を卒業していなければ親戚と認めないと公言しています。該当しない私は『名乗らないで』と釘を刺されました」(52歳・女性)

「私は大学か専門学校に進学希望でしたが、父親はさっさと就職しろと言い、母親は女の子は進学して教育費をかけてもすぐ結婚するからお金がもったいないと言われました」(54歳・女性)

「高校からの留学を決意した時、猛反対されました。女性には国際感覚や英語力よりも、地域の人たちとの繋がりを大切にして、家の仕事を手伝う方が良いと。学歴があると嫁の貰い手に困ると言われ、専門学校か短大に進むようにと言われました」(22歳・女性)

「私は薬学部へ進学したかったが、親は弟の進学を優先した。金銭面で希望の進学先を諦めざるを得なかった、高校時代の自分を今でも不憫に思う事もあります」(43歳・主婦)

「昔はこうだった」「もっとこうしなさい」家事・育児の価値観の違い



次に多かったのは家事や育児に対する価値観の違いの声。時代は変わっているのに、昔の価値観を押しつけられて苦痛だった……という経験がある女性が多いようです。

「昔はこうだった、とか言われても…。親の世代の常識でああしろ、こうしろ、と言われたくない」(49歳・女性)

「家事を家電にまかせると『ラクしてる』と言われる」(37歳・女性)

「​​なんでも手作りすることが正義だと思っている」(39歳・女性)

「昔の育児論を語られて、アレコレと昔の育児グッズを勧められたこと。」(28歳・女性)

「子どもが小さいうちは母親は家で子育てに専念するべき、と思っている実母と衝突した」(45歳・女性)

「母は専業主婦だったので共働きの私と考えが違う。私が月1回の飲み会に出かけること、子どもを夫に預けることにも反対された」(50歳・女性)

「なんで夫の稼ぎだけでやっていけないの?」金銭感覚のギャップ



時代やライフスタイル、収入が変われば金銭感覚や消費行動もおのずと変わるもの。親元から独立した後、親子でお互いのお金の使い方に違和感をおぼえるということも少なくないようです。寄せられたコメントを一部ご紹介しましょう。

「実家が専業主婦家庭で、私がパートで働いていても『何で主人の稼ぎだけでやっていけないのか』と思われている。親世代のようにマイカー、マイホームは手に入れて当たり前だと思っているらしい」(40歳・女性)

「とっくに独立してるのに、未だに私の持ち物や服などにチェックをいれて、お金の使い方に小言をいいます」(55歳・女性)

「子供にあげるおこづかいの額があまりに大きすぎて、やめて欲しいと言ったら、今度は極端に、びた一文くれなくなった」(52歳・女性)

「親は物を大事にしすぎて、管理できないほどの物であふれかえっている。世代的なものと金銭状況との違いから、なかなか処分できず、買い物の頻度や買う量を加減してと言っても理解してもらえない」(40歳・女性)

「私は節約するところはしっかりしつつ趣味にはお金をかけるタイプなのですが、母は食材やサプリメント、セミナーの参加費などにかなりお金をかけていて、あまり節約していないようです。老後の貯金もあまりしていない感じでヤキモキします」(27歳・女性)

実親に対して「この人が自分の親でよかった」と思えた瞬間やエピソードも

逆に、「この人が自分の親でよかった」と思えたというエピソードも多数寄せられました。

「高校時代進路を選ぶとき学校の先生や父に反対されていた私の夢を母だけは応援してくれました。それが本当にうれしかったです」(45歳・女性)

「子育てで壁にぶつかっていた時、何も相談していなかったのに、いきなり『悩んでないか?大丈夫か?』と電話をくれた。声も出せず、泣き出してしまった」(52歳・女性)

「つわりがひどく動けない時は家に来てご飯を作ってくれた。また、予定より早い出産となったのですが旅行の予定をキャンセルしてまで、お見舞いに来てくれました」(37歳・女性)

「いつもよくやっているね、とメールなどに書いてきてくれるとき」(36歳・女性)

「何よりも、私のことを大切にしてくれます。何があっても味方でいてくれて、さりげない距離感でいつも見守ってくれます」(47歳・女性)

「さっぱりと竹を割った様な性格なので、悩み事を相談しても忖度なく単刀直入に自分の考えを言ってくれ、頼り甲斐がある」(40歳・女性)

「たくさんきょうだいを残してくれたこと。私たちは幸いにも仲がいいので、離れ離れにならないように心では強いつながりをもっていたいと思った」(31歳・女性)


今回のアンケートでは約1/3の女性が「実親との価値観の違いに悩んだことがある」と回答しました。
でも、助けられたり励まされた時「やっぱりこの人が親でよかった」と思うこともたくさんあるもよう。
親子であっても違う人間であることを認識して、お互いいい距離感でつきあっていけるといいですね。

【レタスクラブ編集部】

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