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6年で貯蓄1000万!SNSで話題の時短節約家くぅちゃんに聞く「貯まる生活」入門編

  • 2021年7月17日
  • レタスクラブニュース


主婦にとって永遠の課題ともいえる『節約』。何度かトライしてきたものの、続いた試しがありません。とりあえず今は生活できてるからいいかと、貯蓄額とかあまり見ないフリをして過ごしてきたけど、コロナ禍によるステイホームで食費も光熱費もかさむいっぽう。明らかに目減りしつつある残高に、さすがに今度こそはちゃんと節約しなきゃと思い始めた今日この頃です。でも、何をどこから手をつければいいのかわからない!そこで『節約主婦の今すぐ真似できる1000万円貯蓄』(KADOKAWA)の著者で、メディアやSNSなどでも話題の時短節約家くぅちゃんにレスキューを依頼。節約が苦手な人でも続けられる、貯まる生活のイロハを教えてもらいました。

節約の目的を明確にし、目標額を月単位に落とし込む



―節約がホントに苦手で、あればあるだけ使っちゃうんです。こんな私でも節約できますか?

大丈夫。私も以前はまさにそのタイプでした。看護師として働いていたので、働けば稼げると思っていたんですよね。でも子どもが生まれたらそうはいかない。夜勤もできないし、残業もなく定時で帰れるところってなると、必然的に月に稼げる額も激減しました。それで、その中でお金を貯めるには、節約しなきゃなと思い始めたんです。

―今まで何度か節約を試みたことがあったのですが、いつも挫折してしまいます。

まず何のために節約をするのかを明確にすることが不可欠だと思います。やはり目標がないと、「なんとなくお金を貯めたい」というのでは難しいですよね。私の場合は、二人の子どもの教育費を貯めたいというのが一番にありました。

―うちも子どもがいるので、教育資金は貯めなきゃとは思っています。でも一人当たり500~1000万かかるとか聞くと、その額の大きさに思考停止してしまいます。

いきなり大きな額を言われると、「無理ー!」ってなりがちですよね。でも500万って今すぐ必要なお金ではないはず。10年、20年かけて500万貯めればいいわけです。例えば10年で500万貯めたいなら、1年で50万、月に4万ちょっと貯金できれば貯まります。そうやって、月単位、一日単位に数字を落とし込んでいくと、具体的にどのくらい節約すればいいのかがわかって、取り組みやすいと思います。

手間なし家計簿で自分の買い物傾向をざっくり把握



―確かに、「500万貯めなきゃ」より、「月に4万貯金しよう」の方ができそうな気がします。

目標が決まったら、次はどこをどう減らしていけば目標額を節約できるかを考えていきます。そのためには家計簿をつけて今まで何に自分がお金を使っていたのかを振り返る必要があります。

―家計簿をつけるだけでも、ハードルを高く感じてしまいます。

何を買ったかまで細かく書く必要はありません。私の場合、日付、店名、金額のみ。ものの1分で終わる時短家計簿です。それでも「コンビニでこんなに買ってる」とか、「食費を一気に5000円も使ってるけど、ムダにしてるものも結構あるな」など、自分の買い物傾向がわかります。それだけでも気が引き締まり、節約効果が期待できますよ。

―自分の食べたものを記録するだけでダイエット効果があるというレコーディングダイエットにも似てますね。

まさしくそう!要するに自分と向き合って現状把握するという作業が大事なんだと思います。レコーディングダイエットも記録し続けることが成功の鍵と言われますが、家計簿もつけ続けることが節約に役立ちます。ですから家計簿は負担にならない簡単なメモ程度でOK。人に見せるものではないので、自分さえ把握できれば十分です。

節約効果を実感しやすい固定費の見直しから



―節約に取りかかる際、最初はどこから手をつけたらいいでしょう?

私は食費から始めましたが、正直食費からはあまりおすすめしません。なぜなら、食費は買い物頻度も多く、新商品などの誘惑も多いため、我慢する場面もたくさん出てきてしまうから。ストレスもたまりやすく、そこで挫折してしまう人が多いんですよね。また、1円、10円安いものを求めてスーパーをはしごしても、ただただ疲れるだけ。がんばった割には、コスパが非常に悪いです。

―確かに、節約は我慢との闘いというイメージです。そしていつも負けてしまう…。

ですから最初は、我慢などの必要がない固定費からがおすすめです。私の場合、スマホと保険、光熱費を見直したところ、それだけで月に2万ほど減らせました。特に今の時代、スマホはマストだと思います。家族分が反映されるので、かなりの節約になりますよ。固定費を変更するのを面倒に感じる人もいるかもしれませんが、一度仕組みを作りさえすれば、あとは自動的に減らせるので、実はすごくラク。光熱費もネットでピピっとやるだけで変えられます。

―我慢せずに2万も減らせるなんて、魅力的過ぎます!

固定費はすぐに効果を実感できるのもいい点です。ダイエットと同じで、節約も効果が見えてくると、楽しくなってモチベーションも上がります。また、「こんなに支出が減った!私もやればできるんだ」という気持ちになることも、節約生活を続けるうえでは大事なポイント。「できる」と思って取りかかるのと、「大変そう。できないかも」と思って取りかかるのでは、大分結果も違ってきます。「できる」って気持ちになってから食費に取りかかったほうが、挫折せずうまくいきやすいと思いますよ。

―食費では具体的にどんなことから始めたらいいのでしょう?

固定費で月1~2万節約できれば、それだけで結構大きいので、食費はちょっとずつ減らせればOK。例えば、週3回買っていたチョコを1回減らすくらいのスタンスから始めてもいいと思います。そのくらいであれば、ストレスもあまり感じずに済みますよね。ストレスは挫折のもと。あれもこれもとがんばり過ぎるのではなく、無理なく緩やかに減らしていくようにしましょう。


節約はダイエットに似ている説に納得!そういえば私、ダイエットも挫折を繰り返していたような気がします…。あれこれ欲張ってやってみても、結局は息切れしちゃうんですよね。だから今度はもっと肩の力を抜いて、固定費の削減で実績をつけたら、あとはゆるっと進めてみたいと思います。


取材・文=酒詰明子

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